事故車の買取先はどう選ぶ?買取額の相場や高額買取のコツをチェック
廃車買取の専門家が丁寧に教えます!
>>この人が書いた他の記事「事故に遭った車を買い取ってほしい…」
「事故車はどこで買取してもらえばいいの?」
「買取額の相場も知りたい!」
今回は「事故車の買取」についてお話ししていきたいと思います。
「事故車」とは事故や災害、経年劣化によってフレーム部分などに損傷のある車、またはその損傷を修復した車のことを言います(損傷を修理した場合は「修復歴車」と呼ばれることもあります)。
結論から言いますと、たとえ事故車・修復歴車であっても、車を買い取ってもらうことは可能です。
車の状態に合わせて買取先をしっかりと選べば、より高額で買い取ってもらえます!
こんな声もあるように、事故車にもきちんと値段がついているんですよ。
愛車の軽自動車の買取価格は10万円。追突された事故車で走行距離9万キロ。まあこんなものでしょう。
— サニマル (@sanimaru45) February 19, 2018
こんだけもろに事故車でも
— Kaz FF14 Durandal (@iruna_kazu) November 5, 2019
83万で売れたwww pic.twitter.com/1r37yjUxeS
この記事では事故車の買取先や買取額、少しでも高く買い取ってもらうコツについても紹介していきます。
読み終わる頃には事故車について理解が深まり、これからどうすべきかもわかっているはずですよ!
事故車のお悩み、いっしょに解決していきましょう。
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そもそも事故車って?
事故車とは「交通事故や災害により、自動車の骨格等に欠陥を生じたもの、またはその修復歴のある車」のことをいいます。
分かりやすく言うと、車の骨格に大きな損傷がある車、またはその損傷を直した車を事故車と呼んでいます(修復した車は修復歴車とも呼ばれます)。
下記のパーツに損傷があると、事故車と判断されます。
- フレーム
- フロントクロスメンバー
- ラジエーターコアサポート
- フロントインサイドパネル
- ダッシュパネル
- ピラー
- ルームフロアパネル
- トランクフロアパネル
- ルーフパネル
ここで問題になるのは大きな損傷の有無なので、事故を起こしたとしてもフレーム部分など車の大事なパーツにダメージがなければ、事故車にはならないんです。
この事故車の定義は以下の団体によって決められていますよ。
- 一般社団法人 自動車公正取引協議会
- 一般財団法人 日本自動車査定協会(JAAI)
- 一般社団法人 日本中古車自動車販売商工組合連合会(JU中販連)
事故車を買い取ってもらうには?オススメの業者
冒頭でもお伝えしたとおり、たとえ事故車であっても車を買い取ってもらえます。
さらに車の状態に合わせて買取先の業者を選べば、よりお得に買い取ってもらえるんですね!
事故車でも買い取ってもらえる理由は次の3つです。
事故車でも買取可能な3つの理由
-
輸出し海外で販売できる
-
中古車として国内で販売できる
-
解体したあと部品・素材を販売できる
おそらく「事故車には中古車としての価値はない」と思われている方が大半かと思うのですが、それは日本での話。
海外では修復歴があったり、年式が古かったりする車でも、走れれば価値のある車として扱われます。
とくに日本車は海外でも需要が高いので、海外へ輸出する業者に高く買い取ってもらえるというわけです。
また「修復歴があってもいいから安く車に乗りたい」という需要があることから、損傷具合にもよりますが事故車を修理して販売するケースもあります。
もし走れないほどボロボロでも大丈夫。
解体した部品・素材を販売することで利益が得られるので、きちんと買い取ってもらえますよ。
買取先の中でもご紹介する業者は以下の2つです。
それぞれの業者について詳しくご説明しますので、あなたのお車の状態に合わせて気になる情報をチェックしてくださいね!
もし「買い取ってもらう前に保険金のこともチェックしておきたい」方は、以下の記事に保険金について詳細を載せていますのでご覧ください。
修復歴がある・激しく損傷した車なら「廃車買取業者」
事故車に修復歴がある、もしくは激しく損傷しているなら「廃車買取業者」へ買取をお願いしましょう!
なぜならこのような車の場合、中古車として販売するにはダメージが大きく、中古車販売業者では買い取ってもらえないことが多いから。
車のフレーム部分が損傷した場合、修復してもまた事故を起こしたときに大きく壊れてしまう可能性が高いです。
そのため中古車として売っても販売価格が安くなることから、中古車販売業者で高価買取してもらうのはあまり期待できません…。
しかし廃車買取業者なら、中古車としての販売以外にも、解体してパーツを販売したり海外へ輸出したりしています。
それぞれの車の状態に合わせて最適な販売先があることから、より高値で買い取ってもらえる可能性が高いんです。
また買い取ってもらう際の廃車手続きなどを代行してもらえることが多く、あなたが面倒な作業をする手間が省けます!
なお「廃車の窓口」ならお車を運ぶレッカー代・廃車手続きの代行費用がすべて無料!
30秒で入力できる無料査定フォームから依頼できますので、右のフォームからぜひ試してみてくださいね。
さてここまで廃車買取業者についてご紹介してきました。
続いては事故車の買取額についてお伝えしますので、下のボタンからぜひ確認してくださいね。
キズがついただけの車なら「中古車買取業者」
事故車とはいえキズがついた程度の状態なら、「中古車買取業者」へ買取を依頼しましょう!
フレームが壊れないほどのキズであれば車の走行への悪影響が少ないため、修理するだけで中古車として販売できます。
中古車として販売できれば業者側も大きな利益が上がりますから、高額で買い取ってもらえる可能性が高いんですね。
一方で買い取った車の部品を交換・修理して販売するので、フレームが大きく損傷してしまった車はそもそも買い取ってもらえないことが多いです。
フレームが壊れた車の場合は、廃車買取業者に買い取ってもらいましょう。
さてここまで事故車の買取先についてご紹介してきました。
続いては事故車を買い取ってもらったときの価格についてご説明していきます!
どれくらいで買い取ってもらえるの?事故車の買取額
「事故車も買い取ってもらえるのは分かったけど、ぶっちゃけどれぐらいで買い取ってもらえるんだろう?」
「大体の相場が知りたい!」
車種や走行距離、損傷状況によって買取価格はさまざま。「ズバリ〇〇円です!」とお伝えできればいいのですが、それは難しいのです…。
代わりに以下の2つのケースに分けて、どれくらい査定に影響があるのかを紹介していきます。
- 過去に損傷箇所を修理した場合
- 過去に損傷箇所を修理していない場合
過去に損傷箇所を修理した場合:5万円以上の減額
過去に損傷があり、それを修理した『修復歴車』の場合は、本来の買取価格から5万円以上の減額となる場合が多いです。
修理してから数ヶ月以上経っていれば、走行には問題がないと判断されるのでそれほどの減額にはならない可能性もあります。
ここで注意していただきたいのが、査定を依頼するときにはどこを修復したのかを必ず伝えるということです。
買取業者からも確認があると思いますが、必ず伝えるようにしましょう。
「言わなければバレないんじゃない…?査定額も上がるし」
なんて考えてしまう気持ちは分かりますが、修復歴が見破られる確率は98%と言われています。つまりは隠していても査定時に修復歴があることが分かってしまうのです。
修復歴を隠して査定に出し、それが見つかった場合は査定額がさらに下がることもあります。
絶対にやめましょう。
過去に損傷箇所を修理していない場合:20万円以上の減額
損傷をどこも修復していない車の場合、20万円以上の減額となる場合が多いです。
修理していないので走行に問題があるかどうかも分かりませんし、いつ不具合が起こるかわからないので、かなり低い金額での買い取りになってしまいます。
場合によっては部品としての買取のほうが高くなることもあるので、必ず廃車買取業者の見積もりもとることをオススメします。
中古車買取業者は車としての総合価値で値段をつけますが、廃車買取業者は車の総合価値のほか、パーツごとにも値段をつけていきます。
動かない車であっても、リサイクル可能なパーツが多ければ少しでも高く買取してもらうことが可能なんです。
事故車を高く買い取ってもらう3つのコツ
事故車と言えど、大切な愛車。
「長年大切にしてきたので、ちゃんと価値がついてほしい…」
「できれば高く買い取ってもらって、次の新しい車を迎えたい…!」
と思う気持ち、よくわかります。
事故車を高く買い取ってもらうために、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
事故車を高く買い取ってもらうポイント3つ
-
複数の業者から見積もりを取る
-
車内を綺麗に掃除する
-
車検が切れる前・3月までに買取に出す
それぞれくわしく説明していきます。
①複数の業者から見積もりを取る
先ほども少し紹介しましたが、見積もりをとるときは必ず複数の中古買取業者・廃車買取業者から見積もりを取るようにしましょう。
各社の中からいちばん査定額の高い業者を選べるほか、複数の見積もりがあると買取に出す車の基準価格が分かるので、悪徳業者に騙されにくくもなります。
特に廃車買取は悪徳業者も多いので、充分注意してください。
こちらの記事で優良業者の選び方を詳しく解説しているので、見積もり依頼前にぜひ読んでみてくださいね。
②車内を綺麗に掃除する
たとえ外側の損傷が激しくても、車内は見積もり前にキレイに掃除しておきましょう。
査定する側も人間なので、車内がキレイであれば査定額がアップする可能性があります。
モノが散らかっていないか、ゴミやホコリがないかなどチェックし、キレイにしておきましょう。
また、常日頃から車内のメンテナンスや掃除をしておくのもいい手です。
突然のトラブルに見舞われても損をしないようにしておきましょう。
③車検が切れる前・3月までに買取に出す
こちらは車をおトクに処分する際に覚えておいてほしいことです。
買取に出す際は、車検が切れる前、かつ3月までに買取に出しましょう。
車検は2年毎に、2年分の自賠責保険料と自動車重量税を支払います。車検が切れる前に買取に出すと、2年分の保険料や自動車重量税を支払わなくて済むのです。
また、事故車といえど車を所有していれば自動車税がかかります。
自動車税は4月1日時点で車を所有している人が対象なので、3月中に手放せば自動車税が課税されずおトクなんですね。
3月よりも前に手放せるなら待つ必要はないので、早めに買取に出しましょう。
払ったお金が戻ってくる!還付金制度
実は自動車重量税・自動車税・自賠責保険にも、還付金制度があるのはみなさんご存知でしょうか?
還付金制度とは廃車に手続きすることで、支払った税金・保険料が月割りで還付される仕組みのことを言います。
もし半端な時期に事故車を手放しても、きちんと税金はもどってくるので安心してください。
ただし、軽自動車は自動車税の還付金がないので注意が必要です。3月中に手放すのがよいでしょう。
還付金は月割りで戻ってくるため、月をまたぐと1ヶ月分減ってしまいます。
車検更新前・3月月末までに必ず廃車手続きをするようにしましょう。
[+] もっと詳しく
難しいことはナシ!事故車買取の流れ
手前味噌で恐縮ですが、ここでは弊社「廃車の窓口」を例に紹介していきます。
買取業者さんによって細かい流れは変わりますが、おおまかな流れは下記の通りです。
- 電話でご相談または申し込みフォームから無料査定
- 納得したら契約し、引取のスケジュールを決定
- 必要書類の準備(業者から指示があるはずです)
- 車の引き取りと書類の確認
- 必要書類到着後、買取代金のお振込・陸運局での手続き
以上の5ステップで完了です。
自分で廃車にするとレッカー車の手配や書類手続きなども全て自分で行わなければなりませんが、業者にお願いするとその辺りもまるっとフォローしてもらえるので安心です。
特に事故後は保険屋さんとの連絡や代車の手配などやることが多くて大変。業者にお任せした方がスムーズに進むでしょう。
なお業者に買取をお願いする際に必要な書類については、以下の記事で詳しくご説明しています!
ローンが残っている場合はまず確認を
「実はまだローンが残ってるんだよね…そんな車でも買い取ってもらえる?」
突然の事故や災害で、愛車のローンが残ったまま事故車になるお客様もたくさんいらっしゃいます。
結論からいうと、ローンが残っていても車の所有権があなたにある場合は自身で買取に出すことができます。銀行のカーローンなどは、車の購入者に所有権がある場合が多いですよ。
一方、所有権がローンを組んだ金融機関にある場合は、基本的には自分で買取に出すことはできません。ディーラーなどで組むローンの多くはこの形になっています。
ただし、そんな中でも買取可能なパターンもあります。それは、買取金額がローン残額を超えている場合です。
例えばローンの残額が50万円、買取金額が80万円の場合で考えてみましょう。
この場合、ローン残額の50万円よりも買取金額の80万円の方が多くなるので、買取金額でローンを全額返済することができます。全額返済できれば車の所有権があなたに変更されるため、買取に出すことができるのです。
一方、ローン残額が100万円で買取金額が80万円というような場合はどうでしょうか。
この場合は買取金額よりもローン残額の方が多いため、全額返済することができません。車の所有権はローンを組んだ金融機関のままなので、あなたが買取に出すことはできない、というわけです。
このように事故車でも、車の所有権があなたにあったり、所有権が金融機関にあってもローンを完済して所有権解除できれば買取は可能です。
まずは契約書などで車の所有権を確認し、ローンを組んでいる金融機関に相談してみるといいでしょう。
[+] もっと詳しく
事故車の買取なら「廃車の窓口」にお任せ!
さてここまで事故車の買取先などの情報を詳しくご紹介してきました!
疑問が解決し、さっそく事故車の買取をお願いしようと考えている方がいるかもしれませんね。
手前味噌ではありますが「廃車の窓口」でも事故車の買取を承っております。
車の移動にかかるレッカー代や、廃車手続きの代行費用は無料!
さらに年中無休・全国で買取を受け付けておりますので、お急ぎの方にもオススメです。
また参考までに、これまで買取させていただいた事故車について一部ではありますがご紹介します。
買取価格 | 70,000円 |
車種 | トヨタ ハリアー |
年式 | 平成17年 |
走行距離 | 12万km |
買取価格 | 175,000円 |
車種 | ダイハツ タント |
年式 | 令和1年 |
走行距離 | 0.6万km |
買取金額は無料査定フォームから確認できますので、気になる方はぜひ右のフォームからチェックしてくださいね。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
事故車の買取について、次の3つをおさらいしておきましょう。
- 事故車や修復歴車であっても買取は可能
- 見積もりは中古車買取業者・廃車買取業者の両方から取るのがオススメ
- おトクに買取してもらうには、複数見積、車内清掃、買取に出すタイミングが重要
でしたね。
ぜひおトクに買取してもらってくださいね。
「いますぐ事故車買取してもらいたいな…。」
「査定だけでもしてほしい…事故車だけどどのぐらい価値があるのか知りたい!」
そんな方は、私たち廃車の窓口までぜひお気軽にご相談くださいね。
日本全国、年中無休で対応していますので、突然のトラブルやお困りごとにも丁寧に対応いたします。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事を読んだあなたが、納得して事故車を買取してもらい、損をすることなく新しい車を迎えられるよう祈っております。
この記事を監修した車の専門家
斎藤たくや
カーソムリエの斎藤です。事故車を買い取ってもらう場合の査定額は、損傷箇所を修理しているかどうかによって変わります。また損傷の度合いによって買取先も変わってきますので、ご自分の車の状態をしっかり確認することをオススメします。
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