事故で廃車になった時の保険金とは?廃車か修理かの判断基準もご紹介
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>>この人が書いた他の記事「事故に遭って車がボロボロになった…」
「保険金っていくらもらえるのかな?」
「廃車すべきか修理すべきか悩む!」
車がボロボロになるほどの事故、大変でしたね。お見舞い申し上げます。
廃車になった時は保険金ってもらえるのかな?
事故に巻き込まれた場合にもらえる保険金には多くの種類があります。
そのため実際にどれがもらえるのか、自分方・相手方の保険会社のどちらからもらえるのかわかりづらいですよね…。
ですのでこの記事では事故でお車が廃車になった際にもらえる保険金についてご紹介していきます!
難しい内容ではありますが、できるだけわかりやすくご説明しますね。
また事故に遭った車は廃車かなと思っても、修理して乗り続けられることもあります!
ですので廃車するか修理するかの判断基準もご説明しますね。
事故後の車のお悩み、いっしょに解決してきましょう。
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事故で廃車になった時にもらえる保険金
さっそく廃車となった場合にもらえる保険金についてご説明します。
もし新しい車の購入費用が支払われる保険に入っているのならば、それを使わない手はありません。
加入している保険の保険証などを見ながら、内容を確認してみましょう。
事故時にもらえる保険金は、以下の2種類があります。
- 自分が加入している保険から支払われる保険金
- 事故相手の加入している保険から支払われる保険金
保険と聞くとなんだか複雑そうに感じてしまう方もいらっしゃると思いますが安心してください。
これからくわしく説明していきますね!
自分の保険から支払われる保険金5つ
あなたが加入している保険から支払われる保険金は以下の5つです。
自分の保険から支払われる保険金
-
車両保険
-
新車特約
-
買替時諸費用特約
-
全損超過修理特約
-
代車費用特約
漢字ばかりで難しいと思われるかもしれませんが、ひとつずつご説明していきますね!
①車両保険
車両保険は事故で廃車になったとき、同じ型の車を中古車で購入したときの市場価格分が支払われる保険です。
この保険は自損・他損といった事故相手の有無などは関係ありません!
契約時に定めた金額が支払われることになります。
ただ保険会社ごとの支払い要件には「事故車の引き取り」があることも。
ですので事故車を処分する前に契約内容をしっかりと確認しておき、契約時の保険金を満額受け取れるようにしましょう!
②新車特約
新車特約は車両保険に付く、言わばオプションのような保険です。
この特約がついている場合は契約時の新車価格の金額がそのまま支払われます!
一般的な車両保険では車が全損になっても、その車の時価額分の補償しか受け取れません。
例えば8年乗った車であれば、8年めの中古車の時価額分の補償のみになるんですね。
③買替時諸費用特約
買替時諸費用特約も先ほどと同様、オプションのような保険。
こちらの特約がついていると、自動車が全損になったり大きな損害額となったりした場合に、補償金額の15%(上限40万円)が支払われます!
なお契約時の条件によって、今回の事故に遭った車に適用できるかが変わります。
まずは保険の担当者に相談してみましょう。
④全損超過修理特約
こちらも特約、つまりオプションのような保険です。
カンタンにいうと「修理金額が車両保険の補償金額よりも30〜50万円ほど多い」場合にその金額が支払われるという内容なんですね。
修理金額が車の時価額を超えてしまうとき、つまりは経済的全損状態のときに役立つ特約ですね。
経済的全損とは「事故車を修理するよりも買い替えた方が安い」状態のこと。
後ほど詳しくご説明しますね!
⑤代車費用特約
こちらの特約は車を修理している間のレンタカー費用を補償してくれるもの。
「レンタカー費用特約」という名称が使われていることも多いんですね。
さてここまで、あなたが加入している保険から支払われる保険金についてご説明していきました。
続いては相手方の保険からもらえる保険金について見ていきましょう!
相手の保険から支払われる保険金4つ
事故の相手が加入している保険からは、以下の4つの保険金が支払われることが多いです。
相手の保険から支払われる保険金
-
対物賠償責任保険
-
対物超過修理費用特約
-
代車費用
-
治療費
詳しくご説明しますね。
①対物賠償責任保険
あなたの自動車や物への損害はもちろん、事故によって被った間接的な損害(仕事を休むなど)も補償される保険です。
なお賠償額は法律上「損害を与えたものの時価額まで」となっています。
たとえば以下のような状況があったとしましょう。
- 時価額が50万円の自動車が事故で損傷
- 修理金額が70万円
このような場合でも、対物賠償では車の時価額である50万円までしか支払われません。
残りの20万円も支払ってもらうには、次にご紹介する「②対物超過修理費用特約」が必要になります。
②対物超過修理費用特約
事故相手がこの特約を付けていると、先ほどご紹介した対物賠償では補いきれない修理代(車の時価額を超えた分の修理代など)も相手から受け取ることができます。
先ほどの例で考えてみましょう。
- 時価額が50万円の自動車が事故で損傷
- 修理金額が70万円
というケースで対物超過修理費用特約がついていた場合、もらえる保険金は下記のようになります。
- 対物補償で50万円
- 対物超過修理費用特約で20万円(車の時価額と修理金額と差額)
合計→70万円
これなら自己負担なしで修理を行えます。
こちらの特約は「対物超過」や「対物全損時修理差額費用」とも呼ばれ、保険会社によって名前が異なります。
使用できるか確認したい場合は、担当者に確認してみるとよいでしょう。
③代車費用
過失割合が0:10など完全に相手が悪い場合や、車ナシでは病院や仕事に行けない場合などに補償されることがあります。
相手側の保険会社に連絡し、レンタカー費用の請求をしましょう。
④治療費
ケガで通院することになった場合、治療費を請求できることもあります。
自分にも過失があるときは受け取れないこともあるため、こちらも保険会社と相談するのがいいでしょう。
さて保険金の種類について詳しくご説明しました。
どんな保険金があるのかご理解いただけたでしょうか?
ここまで読んできた方の中には「ずっと乗ってきた車だから修理して乗り続けたい…」と思っている方もいるかもしれません。
もちろん修理して乗り続けた方がいいケースもありますが、廃車しないとあなたが損することになることも…。
ですので事故に遭った車を廃車すべきか、修理すべきか判断するための基準をご説明します。
あなたにとってお得な方法で処理できるよう、ぜひご確認ください!
事故に遭った車は廃車?修理?3つの判断基準
事故で壊れた車を廃車にすべきか修理すべきかは、以下の3点を基準に判断しましょう。
判断基準
-
全損かどうか
-
フレーム部分が損傷しているか
-
保険会社からどのくらいの修理費用がでるか
詳しく見ていきましょう!
①全損かどうか
まずは全損かどうかを判断します。
事故で愛車が「全損」の扱いになった場合は廃車にするのが無難です。
「全損」と聞くと、車がメチャメチャに大破してしまった状態をイメージされると思います。
それも間違いではないのですが、自動車業界で言うところの「全損」には下記のような2種類の意味があるんです。
「全損」の種類
- 物理的全損
修理をしても事故前の状態に治らないほど損傷を受けた状態 - 経済的全損
修理は可能だが、車の時価額よりも修理費用の方が高くなる状態
上で書いたような「車がメチャメチャに大破してしまった状態」は物理的全損にあたります。
このような状態だとそもそも修理できないので、残念ながら廃車にするほかありません。
経済的全損は修理自体は可能ですが、同じ程度の車を新たに買うよりも多くの費用が必要になります。
修理するよりも新しい車を買ってしまった方がおトクなので、特別な思い入れがない限りは廃車にしてしまうのがオススメなんです。
もし全損している場合は、もらえる保険金などを確認して廃車の手続きを進めていきましょう。
②フレーム部分が損傷しているか
全損ではなくても、フレームを損傷している場合は車を買い替えるのがオススメです。
フレームとは車の骨格部分のことで、ここに損傷が生じると車の安全性が低下すると言われています。
フレーム損傷は「事故車」という扱いになりますが、損傷が軽く、かつ年式が5年以内などの新しい車であれば中古車買取業者などでも買い取ってもらえるでしょう。
逆にフレームを激しく損傷している場合や、年式が10年以上前などの古い車の場合は、中古車買取業者などでは値段が付かないことも考えられます。
私の愛車は12年前の車…どうしたらいい?
そのような場合は「廃車買取」を利用すると少しでも高く車を売却できますよ。このあとで詳しく紹介していきます。
また、フレームを損傷していても、その程度が軽い場合や、車に特別な思い入れがある場合は修理することも可能です。
ただしフレームを損傷前の状態に完璧に戻すことは難しく、修理したとしても下記のようなリスクがあります。
フレームの損傷を修理して乗る場合のリスク
- 車体のバランスが崩れ、走行中にぶれる
- ドアがしっかり閉まらない
- 年月が経つと歪む可能性がある
- 自動ブレーキの誤作動
フレーム損傷を修理する場合は、このようなリスクがあることをしっかり理解しておきましょう。
このあと紹介する保険なども確認して、修理の手続きをしていきましょう。
③保険会社からどのくらいの修理費用が出るか
最後に保険会社からどのくらいの修理費用が出るかを確認しましょう!
先ほどお伝えした保険金から修理するのに十分な費用が出れば、廃車ではなく車の修理を考えてみましょう。
ただ保険に入っていたとしても修理費用が全額もらえるとは限りません!
また古い車や損傷が激しい車の場合は、一般的な修理費用よりも高額になってしまうことも…。
ですので車の時価額・修理費用の見積もりがすべてわかった段階で、廃車か修理かを判断するのをオススメします。
さてここまで事故に遭った車を廃車するか修理するかの判断基準についてご説明してきました。
あなたのお車はどちらにすべきか判断できたでしょうか?
もし廃車する場合、ご自分で手続きすることも可能。
しかし買い取ってもらえることを踏まえると、廃車買取業者に依頼するのがオススメなんですね!
続いては車を廃車すると決めた方に向けて「廃車買取業者の選び方」をお伝えします。
任意保険に加入していない方などは、お車をできるだけ高く手放すためにもぜひチェックしてくださいね!
なお保険金をもらうためには、保険会社に車を引き渡すことが必要なケースが多いです。
つまり保険金を受け取る場合は、廃車買取業者に買い取ってもらうことはできないんですね…。
そのためあなたの事故後の状況を踏まえて、よりお得な方を選びましょう。
廃車買取業者の選び方
廃車買取業者はたくさんいますが、もし業者選びに失敗するとあなたが損する形で車を手放すことになってしまうかもしれません…!
ですので以下の3点をかならずチェックし、依頼すべき業者かを見極めましょう。
廃車買取業者を選ぶポイント
-
全国で買取対応している
-
引取・手続き無料で還付金の記載がある
-
海外への販売経路がある
全国対応の業者であれば、あなたがどこにお住まいでもしっかりと廃車買取を受け付けてくれます。
さらに全国で対応していることから対応件数が多く、ノウハウを蓄積しているのでトラブルが起きる可能性が低いんですね。
また車の引き取りや手続きが無料か、還付金をしっかりと渡してくれるかも確認しましょう。
この点を把握しておけばあなたの金銭的な負担がゼロになる上、さらに買取金額が高くなるかもしれません!
加えて海外への販路があれば、ボロボロの車でもパーツ・素材単位で価値がつきやすくなります。
見落としがちな点ですが、お得に買い取ってもらうためにもチェックすべきポイントですよ◎
なお「廃車の窓口」ではこの3点をすべてクリアしています!
手続きも車の引き取りも無料で行っているほか、解体予定の車を買い取ることも可能。
最短、ご相談をいただいた翌日に車を引き取りに伺えますので、お急ぎの方にもオススメなんです。
車種や走行距離を入力するだけでだいたいの査定価格がわかるので、あなたの愛車も右のフォームからぜひ一度調べてみてください!
よくある質問
ここでは、お客様からよくいただく質問と、その答えを紹介していきます。
みなさんの疑問や不安が少しでもなくなれば幸いです。
全損の車を買い取る業者はどうやって利益を出しているの?
車からリサイクルできるパーツを取り出し、国内外に販売することで利益を出しています。
車としての総合価値で値段をつけるディーラーや中古車販売業者とは違い、廃車買取業者はパーツ単位でも値段を付けます。
取り出されたパーツは国内外に販売され、リサイクルパーツとして有効活用されていますよ。
[+] もっと詳しく
事故車はディーラーや中古車販売業者では買取してもらえないの?
そのまま販売できないような車は、基本的には買取してもらえません。
ディーラーや中古車販売業者は車の販売を本業としています。ですので、そのまま販売することが難しいような車を買い取ることは基本的にはありません。
ディーラーや業者によっては廃車費用を請求されることもあるようなので、「全損の事故車だけど、少しでもお金にしたい…!」という場合は廃車買取業者がオススメですよ。
[+] もっと詳しく
自動車保険を解約するにはどんな手続きが必要?
保険証に書かれている保険会社に連絡し、指示に従いましょう。
車の保険には自賠責保険と任意保険の2種類があります。
自賠責保険については
- 登録事項等証明書
- 自賠責保険承認請求書
- 自賠責保険証明書
- 印鑑
- 身分証明書
を用意し、保険証に記載されている保険会社に連絡して手続きを進めましょう。
任意保険についても、保険証に記載されている保険会社に連絡の上、手続きを進めれば大丈夫ですよ。
[+] もっと詳しく
まとめ
最後に、ここまで説明してきた内容をまとめておきましょう。
- 保険金がもらえるかは保険会社に確認
- 廃車か修理かの判断基準は3つ
- 廃車業者を選ぶときは3つのポイントを確認
この記事を参考に、損をせず、後悔しない方法を選ぶようにしてくださいね。
事故後はやることが多くて大変。
少しでもあなたの負担を減らせたなら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事を監修した車の専門家
斎藤たくや
カーソムリエの斎藤です。あなたの車が事故に巻き込まれてしまった場合は、損傷の具合によって廃車すべきか修理すべきかが変わります。車の損傷が全損か一部損傷かを判断し、状況に合わせて適切な対応を取ってくださいね!
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