車のへこみ修理の方法は?自力・業者それぞれの修理手順と費用
廃車買取の専門家が丁寧に教えます!
>>この人が書いた他の記事「車がへこんでしまった…」
「修理って自分でできるのかな?」
「修理の費用ってどのくらいかかるの」
あなたは今、こんな悩みを抱えてはいませんか?
車のへこみを修理する手段としては、自分で修理するか業者に依頼するかに分かれます。
それぞれにメリットやデメリットがありますので、へこみの状況・費用によって判断していく必要があるんです。
ですのでこの記事では車のへこみ修理について、状況によってどちらが適しているのか、また費用はどのくらいかご紹介していきます。
さらに自力修理・業者依頼の判断基準や、業者に依頼するときの注意点についてもまとめてご説明しますね。
あなたのお悩み解決の手助けになれば幸いです。
それでは参りましょう!
当サイト『廃車の窓口』は、廃車のプロフェッショナルが加盟するネットワークです。
「廃車をしたいけど書類や手続きがややこしすぎる…。」
「専門用語が多くて、全然わからない!」
そんなあなたのために、廃車のお役立ち知識を丁寧にわかりやすくお教えします。
- 面倒な廃車手続きを無料代行!
- レッカー代無料で動かない車もOK
- 事故車・故障車・放置車など
どんな車にも必ず値段がつきます!
自力修理・業者依頼の判断基準
そもそも車のへこみ修理をする方法は、ご自分で修理するか業者に頼むかに分かれます。
それぞれにメリットやデメリットがありますので、あなたに合った方法で修理してくださいね。
自力での修理
- メリット:修理費用が安く済む
- デメリット:へこみを完全には直せない
業者に依頼
- メリット:高い技術で修理してもらえる
- デメリット:自力で直すのに比べ修理費用が高くなる
またへこみが以下のような状況の場合、業者に依頼するのがオススメです。
- 自力で直せないほどの大きなへこみができている
- 塗装の下地が見えてしまっている
さてここまで自力修理・業者依頼の判断基準についてご紹介してきました。
あなたがどちらのへこみ修理をしていくのか、判断の手助けになれば幸いです。
それでは次に自力でへこみを直す方法や、業者に依頼する方法をそれぞれご説明しますね。
自分で車のへこみ修理をする方法
ご自分で車のへこみを直す方法はいくつかあります。
それぞれの手順や費用をご説明していきますね!
- 裏側からハンマーで叩く
- ドライヤー・熱湯などを使う
- 修理キットを使う
- パテ・塗料で塗装する
裏側からハンマーで叩く
この方法はへこみができた部分の裏側から、ハンマーで叩いてへこみを直す方法です。
必要なものはハンマーだけですので、費用はほとんどかかりません。
方法としては、へこみの裏側から慎重にハンマーを叩くだけ。
キレイに直すには微調整しつつ叩く必要がありますので、難易度が高い方法でもあります。
なおこちらの作業はへこみの裏側から叩くため、ハンマーを入れ込む空間が必要。
場所によっては内装などのパーツを外す必要があります。
ドライヤー・熱湯などを使う
ドライヤーや熱湯、氷を使いへこみを直す方法もあります。
これはへこんだ箇所を温めてから一気に冷やすことで、金属が元の形状に戻ろうとする力が働き、へこみを解消させる仕組みです。
必要なものは先ほどご紹介した通りですので、費用はほぼかかりません。
なお樹脂製パーツを熱してしまうと、変形してしまう恐れがありますのでご注意ください。
それでは手順をご説明しますね。
- ドライヤーや袋・容器に入れた熱湯でへこんだ部分を熱する(熱湯をかけてもOK)
- 氷などで急速に冷やす
- へこみが直るまで繰り返す
さらに熱したあとに、先ほどご紹介したハンマーで叩く工程を盛り込むことで、へこみ改善の効果が高まる可能性があります!
修理キットを使う
へこみを直す上で、修理キットを使う手もあります。
修理キットにはいくつかの種類がありますので、それぞれの使用法などについてご説明しますね。
- デントリペアキット
- バキュームリフター
デントリペアキット
デントリペアキットはへこみを直すための修理キットです。
商品にもよりますが、カー用品店や通販サイトなどで4,000〜9,000円ほどで購入できます。
それでは修理手順をお伝えしますね。
- へこみ箇所の中心にグルータブを貼り付け、固定する
- 工具とグルータブを接続し、工具を使って少しずつ引っ張り上げる
- へこみが解消したらグルータブを無水エタノールを使って剥がす
- へこみ部分を叩いて調整する
- 1〜4を繰り返し平らな状態にする
なお使い方は細かい部分が異なる可能性がありますので、商品ごとの説明書をご確認ください。
ただ細かなへこみが残ったり、へこみが若干戻ったりする可能性があります!
バキュームリフター
バキュームリフターとは吸盤型の工具のこと。
カー用品店や通販サイトなどで1,000〜3,000円ほどで購入できるかと思います。
直す方法はへこみにバキュームリフターを取り付け、引っ張るだけです。
もし直らない場合は、熱湯をかけてから作業するのもオススメ!
ただバキュームリフターで直せるのは平らな部分のへこみだけです。
角の部分やへこみ方が複雑な場合は、この方法で直すのが難しいんですね…。
さらにデントリペアキットと同様、細かなへこみが残る可能性があります。
パテ・塗料で塗装する
へこみを元に戻すのではなく、パテや塗料で塗装することで見た目をキレイにする方法も。
ただしこの方法はかなり難しく、適切ではない方法で行ってしまうとむしろ見た目が汚くなるかもしれません。
ですのでご自分で作業することに自信がない方は、業者に依頼することをオススメします。
こちらの修理で必要なものは以下の通り。
- パテ
- 塗料(車の塗装に合ったもの)
- サンドペーパー(150・320・600・1000番)
- タオル
- 脱脂剤
すべて購入する場合は、15,000円以上の金額がかかります。
手順は以下の通りです。
- へこみ箇所の汚れを拭き取り、150番のサンドペーパーで塗料を剥がす
- へこみ箇所の周りを320番のサンドペーパーでぼかすように磨く
- タオル・脱脂剤で磨いた部分を拭く
- へこみ箇所を覆うようにパテを塗り、乾かす
- サンドペーパーで削りキレイに整え、タオル・脱脂剤で磨いた部分を拭く
- 4〜5を繰り返す
- 上から塗料を塗り、乾かす
なおこの方法は、先ほどもお伝えした通り高い技術力が必要です。
さてここまで、ご自分で車のへこみ修理をする方法をご紹介してきました。
ご紹介した内容を元に、へこみ修理をしてみてくださいね!
一方でご紹介した内容を見ていくと、作業内容が難しいものが多いことがわかっていただけたかと思います。
もし「自分でできるか不安」という方は、これからご紹介する業者への依頼で、へこみを修理していきましょう。
車のへこみ修理をしてくれる業者
業者にへこみ修理を頼む場合、以下の専門業者が依頼先として挙げられます。
- カーディーラー
- 自動車修理業者
- 板金業者
- カー用品店
カーディーラーであればそのメーカー専門の作業員が多くいるため、質の高い修理を期待できます。
一方で自動車修理業者・板金業者などは、ディーラーに比べると費用を抑えて修理してもらえるんですね。
業者に依頼した場合の修理代・日数の目安
業者に頼んだ場合の修理代や日数は、依頼する業者によってまちまち。
ですので今回は修理代や修理にかかる日数を、目安としてカンタンにご説明します。
業者に依頼した場合の修理代
へこみの修理費用は、へこみの大きさや場所によって違います。
それぞれのへこみごとに、修理費用の目安をご紹介しますね。
- 15cm以下のへこみ:約15,000~35,000円
- 15cm以上のへこみ・複数のへこみ:約40,000円
またドアミラー→バンパー→ボディ・ドアの順で費用は高くなります。
なおへこみの状態がひどいや交換するパーツがある場合は、10万円以上と費用がかなり高額になることもありますよ!
業者に依頼した場合の日数
15cm以下の小さなへこみであれば、半日~1日程度で直ることが多いです。
一方で15cm以上の大きなへこみや、複数のへこみがある場合は4~5日ほどの修理期間がかかってしまうこともあります。
業者に頼むときの3つの注意点
なお業者に頼む場合は、3つの注意点がございます。
- 業者選びは慎重に行う
- 希望する仕上がりのレベルを伝える
- 保険金の免責金額・限度金額を確認する
それぞれ詳しくご説明しますね。
業者選びは慎重に行う
へこみ修理の依頼先の業者は先ほどもご紹介した通り、いくつかの種類があります。
- カーディーラー
- 自動車修理業者
- 板金業者
- カー用品店
カーディーラーであればそのメーカー専門の作業員が多くいるため、質の高い修理を期待できます。
ただし修理費用は高くなってしまう可能性があるんです。
一方で自動車修理業者・板金業者などは、ディーラーに比べると費用を抑えて修理してもらえるんですね。
その分業者によっては修理の技術力に差があります。
ですのでご自分が修理内容と費用のどちらを優先するかで判断しましょう!
さらに、実際の修理事例や口コミをチェックし、信頼できそうな業者を選んでくださいね。
希望する仕上がりのレベルを伝える
修理にかかる費用は仕上がりのレベルによってかなり変わります。
ですので自分がどの程度の仕上がりがいいのかをしっかりと考え、業者に伝えましょう。
複数の業者から見積りを取るなら、すべての業者で同じ条件を伝えてくださいね!
保険金の免責金額・限度金額を確認する
車のへこみ修理では、任意保険の「車両保険」を利用できる場合があります。
ただし免責金額を設定していたり、支払い限度額が設定されていたりする場合もあるため、支払い要件の確認を必ずしましょう。
また、へこみができた原因によっては、等級が下がり翌年から支払う保険料が上がることも…。
保険を使うか悩んでいるときは保険料の割増率なども考慮し、自分で払うか保険を使うかどちらが安くなるかを確認して決めましょう。
車のへこみ修理よりも廃車がオススメなことも
さてここまで、車のへこみ修理に関する情報をご紹介してきました。
車のへこみ修理は自分でやるにはかなり難しく、仕上がりが中途半端になることが多いです。
さらに業者に依頼した場合、数万〜数十万円もの費用がかかる可能性も。
ですのでへこんでしまった車の年式が古かったり、10万km以上走っている過走行車の場合は廃車がオススメ!
これらの車だと他の部品も劣化しており、今後どんどん修理する必要が出てきます。
ですので今後かかる費用を考えると、廃車してしまい新しい車を買った方が家計に優しい可能性が高いんです。
なお「廃車の窓口」なら、どんな大きなへこみを持った車でも問題なくお引き取り可能!
車種や車の状態によっては買取させていただきますので、お気軽に査定にお申し込みいただければと思います。
まとめ
さてこの記事では車のへこみ修理についてご紹介していきました。
ご紹介した内容を元に、修理をしてくださいね。
なお「古い車だし修理よりも手放そうかな…」という方はぜひ「廃車の窓口」にご相談ください。
「廃車の窓口」はどんな状態の車でもレッカー車代・廃車手続きなどすべて無料でお引き取りいたします!
以上、「廃車の窓口」の村上でした!
あなたのお悩みが問題なく解決できれば幸いです。
この記事を監修した車の専門家
斎藤たくや
カーソムリエの斎藤です。車のへこみ修理はご自分でするとかなり難しいため、基本的には業者に頼んで直してもらうのがオススメです。業者選びは慎重に!
車に関するおトク情報
廃車でもらえる還付金!受け取れる金額と手続きの方法【早見表あり】
2023.07.04 更新
廃車無料って怪しくない?なぜお金がかからないの?廃車買取の裏側が明らかに
2021.10.27 更新
乗らない車がお金になる?知っている人だけがトクする廃車の新常識
2021.04.16 更新