廃車にした車は再登録できる?手続きや必要書類を完全ガイド
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>>この人が書いた他の記事何が必要で、いくらくらいかかるんだろう?
この記事では「廃車にした車の再登録手続き」について、その流れや必要なものを詳しく紹介していきます。
結論から申しますと、再登録の手続きは下記の4ステップで進めます。
- 自賠責保険に加入する
- 必要なものをそろえる
- 仮ナンバーを取得する
- 陸運局(軽自動車検査協会)で検査・登録する
読み終わる頃には、再登録の手続きをしっかり理解できているはずですよ!
再登録は手続きがややこしいので、よく確認しないまま進めると二度手間、三度手間になってしまう可能性があります。
そのようなことにならないよう、一緒に確認していきましょう!
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このとおりやればOK!廃車にした車の再登録手続き4ステップ
ここでは、廃車にした車を再登録する時に必要なものや、スムーズな手続きの流れについてお話ししていきます。
普通車も軽自動車も基本的な流れは一緒ですが、登録を管轄する組織が異なり、必要な書類も少しだけ違います。一緒に確認していきましょう。
廃車にした車を再登録するには、下記の4ステップで手続きを進めます。
- 自賠責保険に加入する
- 必要なものをそろえる
- 仮ナンバーを取得する
- 陸運局(軽自動車検査協会)で検査・登録する
それぞれくわしくお話ししていきます!
①:自賠責保険に加入する
まずは自賠責保険に加入します。
スムーズな再登録手続きのためには「仮ナンバー(後ほど詳しくお話しします)」が必要なのですが、こちらは自賠責保険に加入していないと取得できません。事前に加入しておきましょう。
馴染みの保険屋さんがいればその保険屋さんに、いなければ検索等で見つけた保険会社などに相談し、加入してください。
②:必要なものをそろえる
自賠責保険に加入できたら、下記の必要なものを揃えましょう。
- 自賠責保険証
- 登録識別情報等通知書(一時抹消登録証明書)の原本
- 印鑑証明書(発行後3ヶ月以内)
- 印鑑(印鑑証明書に登録されたもの
- 身分証明書
- 車庫証明書(発行後1ヶ月以内)
これ以外の申請書類などは、手続き当日に運輸局の窓口で取得できます。
「車庫証明書」について補足しておきましょう。
車庫証明書は正式名称を「自動車保管場所証明書」と言い、「自動車を保管する場所がありますよ」ということを証明するものです。
保管場所のある地域の警察署で申請・発行してもらいます。
また発行までに、申請から3〜7日ほどかかります。
上でも紹介した通り「発行から1ヶ月以内」のものであれば登録に使用できるので、車を使用する予定がある方は早めに申請・取得しておくのがいいですよ。
③:仮ナンバーを取得する
書類の準備が整ったら車検を受けますが、それには車を整備工場やディーラーまで運ばなくてはなりません。
自分で車を運転して車を運べるよう、市町村役場で仮ナンバーを申請・発行してもらいましょう。
上で紹介した書類のうち、仮ナンバーを申請する時に必要な書類は下記のものです。
- 登録識別情報等通知書の原本(一時抹消登録証明書)
- 自賠責保険証明書
- 印鑑
- 身分証明書
このほか、申請費用として750円前後かかります。
しっかり準備しておきましょう。
手続きする窓口を事前に電話で確認しておくとスムーズですよ。
オススメなのはディーラーや整備工場に「予備検査」を依頼し、レッカー車での車移動をお願いする、という方法です。
この場合、
- 自宅→整備工場
- 整備工場→運輸支局
のぶんのレッカー代が発生するので、数万円の費用が余計にかかってしまいます。その代わり、仮ナンバー取得などの面倒な手続きが必要ありません。
また「予備検査」という形で事前に検査しておけば、運輸局での検査が省略されるので当日は登録のみ。手続きにかかる時間が短くなります。
「多少お金がかかってもいいから、ラクなほうがいい!」
という方はこちらの方法がオススメです。
④:陸運局で検査・登録し、ナンバープレートを購入
陸運局まで車を運び、車の検査と「中古車新規登録」を行います。
検査には予約が必要なので、「自動車検査インターネット予約システム」で事前に予約しておきましょう。
検査と登録の後、ナンバープレートを購入して手続き完了です。
手続きには下記の書類が必要になるので、しっかり準備しておきましょう。
- 登録識別情報等通知書(一時抹消登録証明書)の原本
- 自賠責保険証
- 印鑑証明書(発行後3ヶ月以内のもの)
- 印鑑
- 車庫証明書(軽自動車の場合は不要)
- 自動車検査票
- 身分証明書
- 予備検査を受けた場合は予備検査証
このほか、下記のものについては当日、窓口で入手します。
- 中古車新規登録申請書
- 自動車検査票
- 手数料納付書
- 定期点検整備記録簿
- 自動車重量税納付書
また、手続きの際には下記の手数料もかかります。こちらもしっかり用意しておいてください。
- 中古新規手数料(印紙代)1,400円
- 重量税 最大8,800円(年式による)
- ナンバープレート代1,470円 (希望番号は4,180円)
- 検査手数料1,800円
廃車にする車によって金額が変わる場合もあるので、こちらも事前に確認しておくと良いでしょう。
お疲れ様でした!
どうしても再登録には時間・お金・手間がかかります
廃車にした車の再登録手続きについてお話ししてきましたが、
という方もいらっしゃるはずです。
ここまで説明してきた通り、再登録にはどうしても時間もお金も手間もかかります。
また運輸局や軽自動車検査協会は平日しか営業していません。土日祝日休みの仕事をされている方だと、登録手続きのためにわざわざお休みをとる必要があります。
このような手続きのややこしさやそれにかかる手間・時間を考えると、そのまま廃車にして車を乗り換えるのもひとつの手です。
ややこしい手続きなどはすべてディーラーや中古車販売業者が代行してくれますし、土日祝日も営業しているので、そのためだけにお休みを取る必要もありません。
「どうしてもこの車じゃないとだめ!」
という事情がなく、車を買い換える余裕があるならば、乗り換えるほうが断然ラクです。
再登録を進める前に、ぜひ一度考えてみてください。
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まとめ:再登録手続きは慎重に!
廃車にした車の再登録手続きについてお話ししてきました。
ここでお伝えした内容を振り返っておきましょう。
- 廃車にした車の再登録は、①自賠責保険に加入する、②必要なものをそろえる、③仮ナンバーを取得する、④陸運局で検査・登録の4ステップ。
- 再登録には時間とお金、手間がかかる
- 「どうしてもこの車じゃないとだめ!」という事情がなく、車を買い換える余裕があるならば、乗り換えがオススメ
本文でもお伝えしたとおり、車の再登録の手続きは流れがややこしく、準備する書類もたくさんあります。
スムーズに手続きを進められるよう、しっかり準備・シュミレーションしてのぞみましょう。
もし「このまま廃車にして乗り換えよう」という場合は、『廃車の窓口』までお気軽にご相談ください!
『廃車の窓口』の橋本がお送りしました。 最後までお読みいただき、ありがとうございます!
この記事を監修した車の専門家
斎藤たくや
「一時抹消登録」で一度廃車にした車の再登録には、少しややこしい手続きや書類などが必要になります。手続きがスムーズに進むよう、流れや必要なものをしっかり確認して進めてくださいね。
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