車のエンジンがかからない!原因や今すぐできる対処法をプロがご紹介
廃車買取の専門家が丁寧に教えます!
>>この人が書いた他の記事「車のエンジンがかからない…!いったいどうして?」
「出発までもう時間がない!どうにかしてエンジンをかける方法ってないかな?」
「廃車の窓口」の村上です!
「これから仕事や大事な予定がある」というときにエンジンがかからないと、とても焦ってしまいますよね。
今みなさんは車のエンジンがかからず「走行距離も長いし、もうこの車もだめかも…(泣)」と不安な気持ちになっているかもしれません。
ですがちょっとお待ちください!
実は車のエンジンは、ちょっとした操作ミスでかからなくなることが多いんです。
そのような操作ミスが原因なら、ご自分でカンタンに対処できます!
焦る気持ちはわかりますが、まずは一呼吸置いて、車のエンジンがかからない原因を見つけるのが大事なんですね。
ということで「車のエンジンがかからない!」という方のために、この記事では次の内容をお届けします。
- エンジンがかからない4つの原因・対処法
- エンジンがかからない時に確認すべき5つのこと
- エンジンがかからないトラブルの予防法
この記事を読んで、無事に車のエンジンがかかるようになったら嬉しいです。
それではさっそく見ていきましょう!
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車のエンジンがかからない4つの原因
まずはエンジンがかからない原因と修理費用についてご説明します。
エンジンがかからない4つの原因
- バッテリーに関するトラブル
- バッテリー以外の部品に関するトラブル
- ガソリンに関するトラブル
- 人為的なトラブル
では詳しく見ていきましょう!
原因1:バッテリーに関するトラブル
「車のキーが回らない!」
「エンジンをかけようとしたときにキュルキュルキュルという音がした!」
という場合は、バッテリーに関するトラブルが考えられます。
バッテリー交換には1〜4万円程度の費用がかかると見積もってください。
ちなみにバッテリーのトラブルは、エンジンがかからない原因として最も多いんです。
- ハザードランプ・ヘッドライトの付けっぱなし
- オルタネーターの故障
- バッテリーの液量不足や過多
- バッテリーの寿命
- 車をたまにしか動かさない
- 気温の低さ
それぞれ詳しくみていきましょう!
ハザードランプ・ヘッドライトの付けっぱなし
バッテリーのトラブルは基本的に、電力の使い過ぎが原因。
そのため、エンジンをかけずライトを付けっぱなしにすることでバッテリーが上がってしまう恐れがあります!
とくに車のライトを消し忘れてしまうと、バッテリー上がりに繋がりやすいです。
駐車中などは付けっぱなしにしていないか確認しましょう。
オルタネーターの故障
オルタネーターとは電気をつくる部品のこと。 オルタネーターが故障すると電気を作れないため、バッテリーの充電ができなくなります。
「バッテリーを交換したのにまたすぐバッテリーが上がった!」というときはオルタネーターが故障している可能性があります。
オルタネーターの寿命は走行距離に換算すると約20〜30万キロと、使い方にもよりますが他の部品と比べると故障しにくいです。
しかし中古車に乗っている場合は古くなっていることもあるので、注意が必要です。
オルタネーターが故障しているときは、新品と交換してもらうようにしましょう。
費用は5〜10万円前後です。
バッテリーの液量不足や液量過多
バッテリー液は、バッテリーの充電最中に一部が帰化して量が減ってしまいます。
一定量よりも液が不足していると、バッテリーの性能をうまく保てません…。
必要以上に入れると液が染み出して、バッテリーや車の部品が腐食する可能性があるんです。
バッテリー液は、多くても少なくてもNG!
適正量を保つように気をつけましょう。
バッテリーの寿命
バッテリーの寿命は一般的に2~3年といわれています。
もしこの年数を超えても古いバッテリーを使い続けていれば、突然エンジンがかからなくなってしまうかもしれません。
ちなみに寿命を迎えたバッテリーは電力を蓄えられないため、セルモーターが作動できず、結果的にエンジンが始動できなくなるんです。
もしエンジンが再始動したとしてもすぐにバッテリーが上がってしまうため、早めに新しいバッテリーへ交換しましょう!
車をたまにしか動かさない
意外かもしれませんが、車を使わなければ使わないほどバッテリーの寿命が縮まり、バッテリーあがりが起きやすくなります。
バッテリーのトラブルを起こしにくくするためにも、定期的に長い距離を走行するように心がけましょう。
気温の低さ
冬の朝晩は気温がぐっと下がりますよね。 気温が低くなるとバッテリーの放電が正常に行われず、エンジンがかかりづらくなってしまいます。
とくにバッテリーが劣化したり寿命を迎えている状態だと、気温の影響を受けやすいです。
さてここまでバッテリーのトラブルについてご紹介してきました。
バッテリーの寿命は一般的に2〜3年と言われています。
「まだ大丈夫だろう!」と古いバッテリーを使い続けると、ある日突然「エンジンがかからない…!」という状況に陥る可能性が…!
バッテリーのトラブルを防ぐためにも、次のポイントに普段から気をつけましょう。
- 寿命が来る前にバッテリーをこまめに点検・交換してもらう
- 寒くなる前にバッテリー交換などのメンテナンスをすませる
- 車を定期的に動かす
- バッテリー液をいつも適正な量にしておく
- 車を降りるときはランプやライトを消したか必ず確認する
原因2:バッテリー以外の部品に関するトラブル
バッテリー以外の部品がトラブルが起こしていることで、エンジンがかからない可能性もあります!
- ヒューズの故障
- セルモーターの故障
ヒューズの故障
なんらかのトラブルで一定以上の電流が流れたときに電気の流れを遮断し、回路や各部品を守ってくれる働きをするのがヒューズです。
ヒューズが断線していると、エンジンを回すための電気系統にトラブルが生じます。
この場合は、新しいヒューズに交換するようにしましょう。
なお交換費用には1〜3万円程度かかります。
「ヒューズ交換をしてもすぐに飛んでしまう!」という場合は、配線がショートしている可能性が高いです。
セルモーターの故障
「ライトが付くけどエンジンがかからない!」
「バッテリーは充分なのに、エンジンを始動させたときのキュルキュル音がない!」
というときはセルモーターの故障かもしれません。
セルモーターの寿命は、走行距離で換算すると約10〜15万キロ。
しかしエンジンの始動やアイドリングストップを頻繁に繰り返すと、寿命が縮まるので注意が必要です。
セルモーターが故障したときは、新品のものと交換が必要。
整備工場での交換にかかる費用は3〜5万円前後です。
原因3:エンジンに関するトラブル
ここまで紹介してきたもの以外に、エンジンそのものの故障もエンジンがかからない原因の1つです。
エンジンそのものが故障する代表的な原因は次のとおりです。
- エンジンオイルのトラブル
- 冷却装置のトラブル
- スパークプラグ(点火装置)の故障
- エンジンの寿命
さらに詳しく見ていきましょう!
エンジンオイルのトラブル
「オイルランプが点灯している!」というときは、エンジンオイルがきれたり・漏れている可能性があります。
オイル切れ、オイル漏れの状態だとエンジンはかかりません。 早急にプロの助けを借りましょう!
またエンジンが故障する原因のなかでもとくに多いのが、エンジンオイルの劣化です。
エンジンオイルは空気・水・熱で酸化するため、定期的に交換してベストな状態を保つようにしましょう!
なお整備工場などでは費用に10,000円前後かかります。
オイル交換の時期は車種やメーカーによっても異なりますが、半年に1回または5千キロの走行距離が目安とされていますよ。
オイルランプが点灯しているときの原因や詳しい対処法が知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
冷却機能のトラブル
車には冷却水やラジエーターなどの、エンジンを冷やすための機能があります。
この冷却機能に問題が発生するとエンジンの熱量があがり、オーバーヒートというエンジントラブルが起こります。
オーバーヒートが起こるとエンジンの機能に支障をきたすことに…。
車にはさまざまな冷却機能が備わっているため、自分でどの機能に問題があるのか?を探すのは至難の技。
困ったときはプロに依頼して、問題の機能をしっかり見極めて対処してもらおう!
スパークプラグ(点火装置)の劣化・故障
「バッテリーの容量は充分なのにエンジンがかからない…!」
「キュルキュルキュルというセルモータが回る音はする!」
というときは、スパークプラグの故障が考えられます。
スパークプラグが劣化したり故障すると、点火ができずエンジンがかからなくなってしまいます。
この場合は、新しいものとの交換が必要です。
スパークプラグの交換費用は普通自動車の場合、8,000円前後かかります。
またスパークプラグの寿命は走行距離に換算すると、普通自動車の場合1万5千〜2万キロ前後です。
エンジンがかからなくなるまえに、スパークプラグが劣化していないか点検をしてもらうようにしましょう!
エンジンの寿命
エンジンに寿命がきてしまった場合は、エンジン本体の修理や交換が必要になります。
実際これだけの修理費用をかけるなら車を買い換えようかな…と考える人も多いんです。
「エンジン以外にもいろいろな部品の調子が悪くて、お金がかかりそう…。」
「そろそろ車の買い替えを考えていた!」
という場合は、廃車にすることを検討してもいいかもしれませんね。
なお「廃車の窓口」ならお車の引き取り・廃車手続きの代行を無料でさせていただきます。
さらに車の状態によっては高価買取も!
気になる方は無料査定フォームから買取金額をチェックしてくださいね◎
原因4:人為的なトラブル
もし車の部品にトラブルがないのにエンジンがかからない場合、人為的なトラブルが起きているかもしれません…。
- シフトがP(パーキング)とN(ニュートラル)以外にある
- ブレーキやクラッチ操作を誤っている
- 電子キーが電池切れしている
- ハンドルロックが起動している
詳しく説明しますね!
シフトがP(パーキング)とN(ニュートラル)以外にある
AT(オートマチック)車の場合、PまたはNにシフトが入っていないとエンジンが始動できません!
これはエンジンをかけたときに誤発進を防ぐためのものです。
D(ドライブ)にシフトが入っている可能性もあるというわけです。
ブレーキやクラッチ操作を誤っている
AT車はブレーキを踏んだ状態でなければエンジンがかかりません。
また最近のMT車では、クラッチを踏んだ状態でなければエンジンがかかりません。
このようなブレーキ・クラッチを踏んでいなかったり、踏み込みが甘かったりするとエンジンはかからないというわけです。
電子キーが電池切れしている
最近の車には、電子キーが使用されていることが多いです。
このような電子キーが電池切れすると、エンジンをかけられないんですね。
ただ車種や自動車メーカーによって違うため、あらかじめ取扱説明書を読んで対応しましょう。
また電池の寿命は1〜2年とされていますが、磁気を発する家電などの近くに置くと電池の消耗が激しくなります。
ですので1年ごとに電池交換をしておくと安心です!
ハンドルロックが起動している
そもそもハンドルロックとは盗難防止機能で、キーが挿さっていないときに一定以上ハンドルを動かすとロックがかかること。
この場合はエンジンがかからない上に、キーすら回せない状態になっていることも。
なおハンドルロックはハンドルを回しながら、キーを回す・エンジンボタンを押すことで解除できます。
ハンドルロックがかかっている可能性があるときは試してみてくださいね!
さてここまで車のエンジンがかからない原因についてご紹介してきました。
続いてはエンジンがかからない時に確認していただきたい5つのポイントをご説明します!
簡単に直せる!?車のエンジンがかからない時に確認すべき5つのこと
カンタンに直したいです…
- シフトレバー
- ブレーキペダル
- ハンドルロック
- 電子キーの電池切れ
- ガソリン切れ
この中に原因があれば、このあとご紹介する対処法で簡単にエンジンがかかる可能性があるんです。
詳しく見ていきましょう。
①シフトレバー
シフトレバーの位置が「P(パーキング)」「N(ニュートラル)」に入っているか確認しましょう!
AT車の場合、シフトレバーが「P」か「N」に入っていないとエンジンがかからないんですね。
ですのでシフトの位置を「P」に入れてエンジンをかけなおせばOK!
「N(ニュートラル)」でもエンジン始動は可能ですが、エンジン始動後に勝手に動き出す危険があるので、まずシフトを「P(パーキング)」に入れてから確認するようにしましょう。
ほとんどの方は駐停車するときにレバーをP(パーキング)に入れるかと思いますが、たまに「D(ドライブ)」「R(リバース)」に入れたままエンジンを切ってしまう場合があるんです。
すると次にエンジンをかけるときに、エンジンがかからなくなります。
エンジンをかける際にシフト位置を確認するのはもちろん、普段からエンジンを切る際には確実にPに入れておくようにしましょう。
②ブレーキペダル(クラッチペダル)
AT車の場合はブレーキペダル、MT車の場合はクラッチペダルをしっかり踏まないとエンジンがかからないことが多いです! また踏み込みが甘いときにもエンジンはかかりません。
ですので、ペダルをしっかりと踏み込んだ状態でもう一度エンジンをかけてみましょう。
③ハンドルロック
盗難防止の役割を果たしてくれているんですよ。
また、エンジンを切ったあとにタイヤの向きを直そうとしてハンドルを回すことでも、ロックがかかってしまうこともあります。
ハンドルロックがかかっているとエンジンがかからないため、解除が必要です!
「キーが回らない!」
「キーをさしてもハンドルがびくともしない!」
という場合は、ハンドルを左右に動かしながら同時にキーを回しましょう。
電子キーの車の場合は、ハンドルを左右に回しながらエンジンスタートスイッチを押すことでハンドルロックが解除できます!
キーやエンジンスタートスイッチを交互ではなく、同時に動かすor押すのがポイント!
ハンドルロックが解除できれば、いつもどおりエンジンをかけられるはずですよ。
④電子キーの電池切れ
「ライトはつくのにエンジンがかからない!」
というときは、電子キーの電池切れや電池残量の不足が考えられます。
実は電子キーが電池切れでも、エンジンをかけることはできます。
一般的な手順は次のとおりです。
- シフトレバー(ギア)がPに入っているか確認
- ブレーキペダルを踏みながら、電子キーのエンブレムがある面をエンジンスタートスイッチに近づける
- メーターやディスプレイ内に鍵のマークが出たり、スイッチのランプが点灯する
- ブレーキペダルを踏みながら、エンジンスタートスイッチを押す
参考:スマートエントリー&スマートシステムについて|トヨタ自動車
ご紹介した手順は、車種やメーカーによって変わります。
あなたの車の説明書をきちんと確認してくださいね!
電池が切れたときは、すぐに電池交換をするのがオススメです!
ちなみに電子キーの電池の寿命は約2年。
いざというときに困らないためにも、こまめな電池交換をオススメします。
また電池の消耗を防ぐために、磁気が発生する次のような場所での保管はなるべく避けましょう。
- テレビ
- パソコン
- 携帯電話
- 充電器中のコードレス電話機や携帯電話
- 電子レンジなどの電磁調理器
- 電気スタンド
電子キーが使えなくて車内に入れないときの対処法
「電子キーが電池切れで、そもそも車内に入れない!」というときの対処はこちらです。
- 電子キーに内蔵されている予備のキーを取り出す
- 予備のキーを鍵穴にさし、ドアを開ける
このとき防犯上のシステムで、ブザー音が鳴る車が多いです。 少しだけ自分も周りも焦ってしまうかもしれませんが、エンジンをかければ音は鳴り止みます。
どうぞ落ち着いて対処してくださいね。
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⑤ガソリン切れ
ガソリンが切れると、車を走らせることができません…。
またガソリンの量が十分でも、品質が低下していると走行できなくなることもあります!
ガソリンは経年劣化するため、長い間乗っていない車を突然動かそうとするとエンジンがかからなくなることがあるので注意が必要です。
ガソリンが切れてエンジンがかからなくなったときは、JAFなどのロードサービスの力を借りて対処するようにしましょう。
「これくらい残っていればまだ走れる!」と思って走り続けるのはNG!
エンジンがかからなくなるだけでなく、道路の真ん中など思わぬところで車が止まって周りに迷惑をかける可能性もあります…。
車から乗り降りするときにはガソリンメーターをしっかり確認し、「残りが少なくなってきたな」と思ったら早めに給油しましょう。
さて、ここまでエンジンがかからないときにすぐに確認すべき点についてご紹介しました。
ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね!
とはいえ、もしかするとお伝えした方法ではエンジンがかからなかった方がいるかもしれません。
続いては、ここまでの方法で直らなかった場合の対処法をご紹介します!
一方「早くどうにかしたい!」という方は、JAFやロードサービスへ依頼するのがオススメ。
依頼方法などを知りたい方は、以下のボタンからチェックしてくださいね。
車のエンジンがかからないときの対処法
先ほどご紹介した簡単にできる方法でエンジンがかからない場合は、以下のような手順で対処しましょう。
少しだけ難しい箇所もありますが、わかりやすくご紹介しますのでご安心くださいね!
- もう一度エンジンをかけて反応をチェックする
- モーター音を確認する
- バッテリー上がりの対処法を試す
- 直らない場合はJAF・ロードサービスに依頼する
①もう一度エンジンをかけて反応をチェックする
まずはエンジンキーを回すかエンジンボタンをオンにして、以下の点をチェックしましょう!
- ライトが点灯するか
- 車の窓を動かせるか
どちらも作動しない場合は、バッテリー上がりが原因の可能性が高いです。
どちらか、もしくは両方が作動する場合は、原因はバッテリー以外だと思われます。
原因をさらに絞るためにも、次に紹介する内容を確認してください!
②モーター音を確認する
ふたたびエンジンキーを回すかエンジンボタンをオンにして、モーター音が聞こえるか確認しましょう。
聞こえるかどうかによって、あなたが取るべき対応は絞られます。
状況ごとに最適な対処法を試してくださいね!
-
モーター音が聞こえる場合
→③バッテリー上がりの対処法を試す -
モーター音が聞こえない場合
→④直らない場合はJAF・ロードサービスに依頼する
③バッテリー上がりの対処法を試す
先ほどご紹介した方法で原因を絞っていき、バッテリー上がりの可能性が高い場合。
この場合はジャンピングスタートをしてバッテリー上がりの改善を目指しましょう!
ジャンピングスタートには、ブースターケーブルが必要です。
▲ブースターケーブル
もしもの時のために、ブースターケーブルをトランク入れておくと安心ですね。
ジャンピングスタートを始める前に、次の3点に沿ってケーブル本体を点検しましょう。
- 被覆(ひふく)が破損していないか
- ケーブルが断線していないか
- バッテリー端子を挟むクリップ部分にガタがないか
そしてジャンピングスタートの手順はコチラ!
ジャンピングスタートの手順
-
車同士を向かい合うようにして停車させ、エンジンを止める
-
ボンネットを開け、ブースターケーブルをつなぐ
-
エンジンをかける(救援車)
-
サイドブレーキをひく(救援車)
-
アクセルを踏んでエンジンの回転数を上げる(救援車)
-
エンジンを始動(バッテリー上がりした車)
-
つないだ時と逆の順でブースターケーブルを外す
参考:車のバッテリー上がりと応急処置|クルマ何でも質問箱(JAF)
もしジャンピングスタートでエンジンがかかるようになった場合、すぐに近くの整備工場などで車を診てもらいましょう!
一方で、次のような場合はJAFや保険会社のロードサービスに依頼してください。
- ジャンピングスタートを試してもエンジンがかからない
- エンジンがかかってもすぐにバッテリーが上がる
JAF・ロードサービスに依頼する方法については、これから詳しくご説明しますね!
④直らない場合はJAF・ロードサービスに依頼する
「モーター音が聞こえなかった」
「バッテリーも調子悪いし、直せそうにない!」
「すぐに直してほしい…」
そんなときはJAFや任意保険のロードサービスに依頼しましょう。
ロードサービスでは修理や部品の交換に限界がありますが、レッカー車で自動車整備工場まで運んでくれることもあります。
そのため自力対処でエンジンがかからず、原因もハッキリしないときはまずロードサービスに連絡をするのがオススメです!
それではJAFと任意保険のロードサービスの特徴を、それぞれ見ていきましょう。
会員ならサービス無料!JAF
JAFは入会費や年会費を払って会員になれば、何回でも原則無料でロードサービスを利用できます。
JAFの連絡先はこちらです↓
0570-00-8139(全国共通・24時間年中無休対応)
※2021年1月28日時点の情報です。
また電話が込み合っているときに使える、JAFスマートフォンアプリもあります。
ロードサービスカーの現在地を地図上で確認できたり、チャットでの問い合わせ機能もありますよ。
ちなみにJAF会員でなくてもロードサービスを受けることはできるますが、お金がかかってしまいます。
JAF会員になると会員限定の優待サービスを受けられるといったメリットもあるので、いざというときのためにもJAFへの加入はオススメですよ!
加入している自動車保険をチェック!保険会社のロードサービス
JAF以外にロードサービスを行ってくれる場所として、保険会社があげられます。
保険会社によっては、ロードサービスが自動車保険に無料で付帯していることもあります。
ぜひ一度、ご自分の加入している自動車保険の保険会社に問い合わせてみましょう。
JAFと保険会社のロードサービスってどう違うの?
JAFは人、保険会社は車が対象という違いがあります。
JAFと保険会社のロードサービスの大きな違いは、対象者が人か車かという点です。
JAFは人を対象としているので、JAF会員であればたとえ他人の車に乗っていてもサービスは受けられます。
一方保険会社は車を対象としているので、契約者が他人の車に乗っていた場合はサービスが受けられません。
しかしJAFとJAFが提携している保険会社の両方に加入すれば、より充実したサービスが受けられることも。
JAFと提携している保険会社は次のとおりです。
- あいおいニッセイ同和損害保険(株)
- AIG損害保険(株)
- 共栄火災海上保険(株)
- JA共済(全国共済農業協同組合連合会)
- セゾン自動車火災保険(株)
- 全国自動車共済協同組合連合会
- 損害保険ジャパン日本興亜(株)
- 大同火災海上保険(株)
- 東京海上日動火災保険(株)
- 日新火災海上保険(株)
- 三井住友海上火災保険(株)
- 三井ダイレクト損害保険(株)
参考:自動車保険加入者への優遇サービス|JAF
※2021年1月28日時点での情報です。
※サービス内容は保険会社によって異なります。
JAFも自動車保険も組み合わせて使えるなら、絶対そっちのほうがおトクですね!
[+] もっと詳しく
さてJAFやロードサービスについてご紹介してきました。
お伝えした内容を元に、ご依頼を進めていただければと思います!
車のエンジントラブルの予防法
ここまでエンジンがかからない原因や対処法をご紹介してきました。
トラブル解決の参考にしていただければと思います。
一方で「もうこんなトラブルを起こしたくない!」と思われている方も多いかと思います。
そこでここからは、エンジンがかからないトラブルを防ぐ方法についてご紹介していきますよ!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
車の整備をしっかりと行う
まずは日頃の車のメンテナンスをしっかりを行いましょう!
忘れがちではありますが、各所の点検を定期的にすれば多くのトラブルを防げるんです。
とくに以下のような箇所については定期的に確認してくださいね。
- エンジンオイルの量、劣化具合
- バッテリー液の量
- バッテリー使用期間
- バッテリーターミナルの緩み
ご自分で点検するのが難しい方は、ディーラー・整備工場などにお願いしてみましょう!
ディーラーなどで洗車をお願いするついでに点検を定期的に受けておくといいですね。
トラブルに備えて用意しておくといいもの
またエンジンがかからないトラブルが起きた…!
そんなとき、以下のものを用意しておくとトラブルを改善できる可能性があります。
- ブースターケーブル・ジャンプスターター
- 電子キーの電池
ブースターケーブルやジャンプスターターは、上がったバッテリーを再起動するために必要なもの。
ブースターケーブルは他の車のバッテリーと接続するもので、ジャンプスターターは外付けバッテリーやケーブルのセットを指します。
2,000〜5,000円ほどで入手できますので、お車に置いておくと便利ですよ!
一方電子キー(スマートキー)の電池は、量販店などで扱っていない特殊なものが多いです。
ですので車に1個持っておくといざというときに役立ちます。
ロードサービスの契約をする
ロードサービスの契約をしている方は多いかと思いますが、もし契約していない場合は必ず契約するのをオススメします!
JAFや自動車保険のロードサービスに加入しておきましょう。
もし今回のようなエンジンがかからない事態になっても、救援にかけつけてくれます!
確認・修理作業やレッカー移動を行ってくれるので、万が一に備えて契約しておくのがオススメ。
またロードサービスへの連絡先はメモ帳・スマホにメモしておき、いつでも見れる状態にしておいてくださいね。
まとめ
ここまでエンジンがかからないトラブルについてご紹介してきました。
いざというときに「エンジンがかからない…!」と慌てないためには、日頃から車に異常がないかチェックしたり、定期的にメンテナンスをおこなうことが大切!
また「修理・交換費用が高すぎる!もういっそ買い替えようかな…。」という場合は、廃車にするのも1つの手です。
もしお車を廃車にするのであれば、廃車買取業者への依頼をオススメします!
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「廃車も視野に入れてみようかなぁ…?」という方は、ぜひ私たち廃車の窓口にご相談ください!
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この記事を読んだみなさんの車のエンジンが無事にがかかりますように。
それでは!
この記事を監修した車の専門家
斎藤たくや
カーソムリエの斎藤です。車のエンジンが突然かからなくなったときは、操作をミスしているか、車の部品が故障している可能性があります。エンジンの掛け直しなど対応しつつ、何度やっても直らないようであれば素直にロードサービスを呼びましょう。
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