意外なダメージに注意!車を塩害から守るための対策方法
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>>この人が書いた他の記事塩害とは、海水などに含まれた塩分が付着することで、錆(さび)や腐食といったダメージを引き起こす被害のこと。
車に付着すると部品の欠陥や故障を引き起こす可能性があるので、以下のような対策が必要です。
- 車にコーティングを施す
- こまめに洗車する
- 走行後は水分を拭き取る
また塩害は、海沿いをよく走る車に起こるトラブルといったイメージがありませんか?
もちろん潮風を浴びる機会が多いと塩害は深刻になっていきますが、実は内陸部で走行している車も塩害のダメージを受けることがあるんです。
このあとは塩害が発生する原因や、より詳しい対策方法をお伝えしていきます。
意外なダメージについてもお伝えするので、車を長持ちさせたい方はぜひ最後まで確認してみてください。
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潮風だけじゃない?塩害が発生する原因
車の塩害が発生する原因は、大きく分けて潮風・融雪剤・台風の3つです。
海沿いの地域以外でも、雪の多い地域や台風の発生直後は注意が必要ですよ。
潮風によって車体に塩分が付着する
海沿いの地域を走行すると、海から塩分濃度の高い「潮風」が吹きつけます。
潮風が車体に付着することで、細かいキズなどから金属部分に塩分が侵食し、錆びが進行してしまうんです。
車には錆を防ぐ処理がされていますが、日々車を使用していると擦れや小石によるキズなど細かいキズが増えるものですよね。
それによって塗装や錆を防ぐ処理が剥がれてしまい、塩分の影響を大きく受けてしまうんです。
融雪剤の成分をタイヤが巻き上げる
雪が降った日やその翌朝など、雪を溶かす「融雪剤」が道路に巻かれているのをご存知ですか?
この融雪剤は、塩化ナトリウムや塩化カルシウムを主成分として作られています。
融雪剤が巻かれた道路の雪解け水は、いわば塩水と同様の状態。
シャーベット状になった道路を走行すると、タイヤが水を巻き上げて車に塩分が付着してしまうんです。
台風で巻き上げられた海水が道路に侵食する
台風が発生すると、海水が巻き上げられて車道を侵食することがあります。
海水が引いても塩分は車道に残り、雨水などに溶け出して車体に飛び散って付着することがあるんです。
実際、台風の後は内陸でも被害を受ける車が多かったようですね。
【内陸でも車の塩害 台風後注意】https://t.co/cwxHxpwraK
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 11, 2018
塩分を含んだ風が車の塗装などに悪影響を与える「塩害」は、内陸でも起こり得る。台風24号通過後は、塩分で車体や窓が白くなった車が洗車コーナーに列をなす姿も。洗車のポイントは。
海沿いの地域の方はもちろん、雪の多い地域の方や台風後はしっかりと塩害対策をしておきましょう。
すぐに塩害対策を確認する一方で「ちょっと錆がつく位なら、まあ気にしなくてもいいかな…」なんて感じる方もいるかもしれませんね。
また1日ドライブした程度では、そこまで大きな影響はないものです。
しかし塩害の蓄積&放置によるダメージはかなり深刻。車に穴が空いてしまうような恐れもあるんです。
塩害による車への深刻なダメージ
塩害によるダメージは、車本体にはもちろんのこと車の買い替え時にも響いてきます。
車体が錆び、部品に欠陥が出る
ここまでお伝えしているように、塩害によるダメージは車体の錆が代表的です。
実はボディに塩分が付着することでの影響よりも、車の下回りやタイヤ付近のダメージが大きい傾向があります。
ボディはしっかりと塗装がされていますが、塗装がされていない金属部分はダイレクトに塩分の影響を受けます。
加えて雨の影響も受けにくいため、塩分が洗い流されることなく付着し続けてしまうんです。
錆が進行すると金属部分に穴が空いたり、部品が欠落したり、場合によっては事故が発生する可能性があったりと大変危険です。
車の価値が下がる
車体の錆や劣化、欠陥によって車の価値が下がってしまうという点も意外と深刻なダメージです。
塩害が酷いと、同じ年式・同じ車種・同じ走行距離の車と比較した際にどうしても市場価値が下がります。
そのため車の買い替えにあたって「今の車を売って新車資金にしよう」と考えても、期待以上の値段になる可能性は低いです…。
せっかく愛車を手放すのであれば、なるべく高い金額で買い取ってもらえた方が嬉しいですよね。
※私たち「廃車の窓口」では、不要になったお車の廃車買取を行っています。
塩害によって傷んだお車でもお値段をつけてお引き取りできる可能性があるため、車の買い替えや廃車をご検討中の方は右の査定フォームから無料査定をお試しください!
車を塩害から守るための対策方法
深刻な塩害から車を守るためには、いくつかの対策方法があります。
- カーコーティングを行う
- こまめに洗車する
- 海沿い&雪道の走行後は車体を拭く
可能であれば、これらをすべて行うことがベスト。
しかし手間やお金もかかるので、難しい場合はどれか1つでも行ってみるのがいいでしょう。
カーコーティングを行う
車の塩害対策でいちばん手っ取り早いのは、カーコーティングを行うことです。
ボディや下回りにコーティングを施すことで、水分や汚れがつきにくくなります。
カー用品店などでコーティング剤を購入して自分で行ってもいいですが、ディーラーや修理店に任せることでよりきれいで長持ちするコーティングが期待できます。
とはいえ依頼すると数万円かかるため、手間と費用を天秤にかけて検討してみてください。
こまめに洗車する
コーティングを行わなくても、こまめに洗車することで塩分を洗い流し、劣化を防ぐことも可能です。
ご自身で洗車する場合は、とくに下回りの汚れをしっかりと洗い流すようにしてください。
お店や洗車機を利用する際は、下回りまできれいに洗車してくれるところを選びましょう。
洗車が手間であれば、濡らした雑巾等で車体を拭き取るか水で流すだけでもある程度の効果が期待できます。
海沿い&雪道の走行後は水分を拭き取る
塩水が車体に付着するような道路を走行したら、なるべく早めに水分を拭き取るようにしましょう。
ご旅行などで沿岸部や雪国をドライブした後なども、車体を拭き取ることで塩害を最小限に抑えることが可能です。
とくにスチールホイールを使用しているタイヤの場合は、ホイールもしっかり拭き取るようにしてください。
塩害で車の寿命は縮む?
塩害対策によってダメージを軽減することは可能ですが、ダメージがゼロになるとは言い切れません。
やはりどうしても、塩害の影響を受けない車よりは劣化のスピードが早まってしまうんです。
そのため塩害の影響を受ければ受けるほど、車の寿命は縮んでいきます。
塩害が予想される地域で車を使用する場合は、しっかり対策するとともに早めの買い替えを視野に入れておくといいでしょう。
通常、塩害や故障などマイナス要素のない車でも「7年目の車検の前に手放して新しい車に乗り換える」のがもっともコスパの良い方法とされています。
というのも、新車登録から7年経った段階で価値が新車時の半分になってしまうためです。
塩害の影響を受ける車であれば、価値が下がるスピードもそれ以上。
寿命が来る前に、そして価値が下がる前に買い替えを検討するのがオススメです。
まとめ
車が受ける塩害のダメージについて、意外と深刻であることがお分かりいただけたでしょうか。
とはいえ対策を行うことでダメージを軽減することも可能なので、以下3つの方法で車を守っていきましょう。
- カーコーティングを行う
- こまめに洗車する
- 海沿い&雪道の走行後は車体を拭く
また車のダメージが酷くなる前に、短いスパンで車を買い替えていくこともひとつの手段。
車は大きい買い物ではありますが、状態によっては今の車を高い金額で手放すことも可能です。
状態によっては高価買取も可能。手続きはすべて無料ですので、まずはお気軽にご相談くださいね。
あなたの塩害に関する疑問が解決され、快適なカーライフを送れることを願っています!
この記事を監修した車の専門家
斎藤たくや
あまり大きな話題にはなりませんが、塩害はなかなか深刻な被害です。中古車販売業者の中には、塩害車であることを隠して販売するような業者も。「状態のいい車だと思って購入したら、塩害車だった」といった被害は少なくないため、購入の際も十分ご注意ください。
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