車検切れで事故を起こしたらどうなる?罰則や保険適用を紹介
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>>この人が書いた他の記事「どうしよう…もしこのまま運転して事故を起こしたらどうなるんだろう?」
この記事では「車検切れの車で事故を起こすとどうなるか?」についてお話していきます。
結論から言いましょう!
車検切れの車で事故を起こすと、
- 重い罰則が課される
- 免許停止になる
- 事故の損害賠償金を全額自費負担
というかなり大変な状況になる可能性があります。
車検切れの罰則についてしっかり理解し、そのようなことにならないようにしっかり確認しておきましょう。
読み終わる頃には、車検切れで事故を起こすとどうなるかが分かり、あなたがこれから何をしなければいけないかも分かっているはずです。
いっしょに確認していきましょう!
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ダメゼッタイ!車検切れの車で事故を起こすと起きること3つ
冒頭でも少しお話ししましたが、車検切れで事故を起こすと下記のことが起こります。
- 重い罰則が課せられ、免許停止になる
- 自賠責保険も切れていると、罰則がさらに重くなる
- 保険が使えず、全額自費での補償になる
それぞれ詳しくお話ししていきます。
①:重い罰則が課せられ、免許停止になる
車検切れで事故を起こすと重い罰則が課され、さらに免許停止になってしまいます。
まず知っておいていただきたいのが、事故を起こした・起こしていないに関わらず、車検切れの車で公道を走るという行為自体が法律違反だということ。
道路運送車両法の第58条には「自動車は、この章に定めるところにより、国土交通大臣の行う検査を受け、有効な自動車検査証の交付を受けているものでなければ、これを運行の用に供してはならない。」とあり、車検が切れている状態で公道を走ることは法律違反であることがわかります。(引用元:e-Gov「道路運送車両法 第58条」)
この法律に違反して車検切れの状態で車を運転すると、下記のような罰則を受けることになります。
- 違反点数6点(免許停止30日)
- 6ヶ月以上の懲役または30万円以下の罰金
「車検切れの車で公道を走ると一発免停」と覚えておきましょう。
また免停になると「前歴」というものがつき、次に違反をした場合に処分内容がさらに厳しくなってしまいます。
例えば、前歴がない場合の免許取り消し点数は6点ですが、前歴があると
- 前歴が1回だと4点で免許停止60日
- 前歴が2回だと2点で免許停止90日
となり、少ない点数、つまりは比較的軽度の違反でも重い罰則が課せられることになります。
車検切れのまま公道を走るのは、それだけ重大な過失である、ということです。
先にもお伝えしたとおり、そもそも事故を起こさなくても、車検切れの状態で公道を走ること自体が法律違反です。絶対にやめましょう。
②:自賠責保険も切れていると、罰則がさらに重くなる
車検切れと同じく注意していただきたいのが、自賠責保険の期限切れです。
自賠責保険は車の所有者に加入が義務付けられている保険で、期限が切れたまま公道を走ると下記のような罰則が課されます。
- 違反点数6点(免許停止30日)
- 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
ただし、上記の罰則は自賠責保険が切れていた場合のみの罰則。
「車検切れ+自賠責保険も期限切れ」という状態であればさらに罰則は重くなり、下記のようになります。
- 違反点数6点=即免許停止処分30日
- 1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金
かなり重い罰則ですが、怖いのはこれだけではありません。
この辺りは次で詳しくお話ししていきます。
③:保険が使えず、全額自費での補償になる
自賠責保険切れの車で事故を起こしてしまった場合、自賠責保険の補償が使えず、全ての補償を自費で支払うことになります。
もし事故相手が大怪我をしたり、死亡事故になったりしたら、数千万円という損害賠償金を全額自費で支払わなくてはならない、ということです。
はい、そう思われるかもしれませんが、それも使えなくなる可能性があります…!
加入している自動車保険の期限が切れていなかったとしても、保険会社によっては車検切れの車には保険適用されず、補償を受けられないのです。
車検切れや自賠責保険切れの車で事故を起こすと、あなたの人生が大きく変わってしまいます…。
絶対に公道を走らず、車検切れに正しく対処するようにしましょう。
車検切れの車はどうしたらいい?対処方法は4つ
車検切れの車の対処法は、下記の4つです。
- 引き取り納車で車検に出す
- 仮ナンバーを発行し、自分で運転して車検に出す
- 中古車として売却する
- 廃車にする
このうち①と②はもう一度車検を通す方法、③と④は車検を機に車を手放す、という方法です。車検切れの車をこれからどうしたいか?という点で、考えてみてください。
こちら4つの対処法については別の記事で詳しく紹介していますので、ここでは内容を抜粋してお話ししていきます。
詳しい手順や必要なものなどは、ぜひ下記記事をご覧ください!
①引き取り納車で車検に出す
整備工場やディーラーなどに車検を依頼してレッカー車を手配してもらい、車を整備工場まで運ぶという方法です。
これから紹介する②の方法のように、仮ナンバーを取得したりする手間はかかりません。が、そのぶん料金は少し割高になります。
②仮ナンバーを発行し、自分で運転して車検に出す
運輸局で「臨時運行許可(仮ナンバー)」をもらうと、車検切れの状態でも一時的に運転できるようになります。
こちらを取得し、ディーラーや工場まで自分で車を運転し、車検を受けるという方法です。手続きの手間はかかりますが、レッカー代がかからず、①の方法に比べて割安になります。
③中古車として売却する
車検切れを機に、中古車として売却するという方法です。
多くの中古車買取業者は出張査定に対応しており、車検切れの車を運ばなくても売却できます。
ただし、中古車買取業者は「車としての総合価値」で値段をつけるので、走行距離が長い車や年式の古い車は思うような値段がつかない可能性があります。
そのようなときは、このあと紹介する「廃車買取」を利用すると良いでしょう。
④廃車にする
車検切れを機に、廃車にするという方法です。
廃車の手続きには
- 自分で手続きする
- 廃車買取業者にお願いする
という2つの方法があります。
このうち、オススメなのは廃車買取業者にお願いする方法。
廃車手続きは自分で行うと面倒な手続きに手間や時間がかかるほか、レッカー代や解体費用などの諸費用がかかってしまいます。
廃車買取業者はその面倒な手続きを代行してくれて、買取金額ももらえるのです。
私たち『廃車の窓口』は日本全国に対応しており、廃車手続きの手数料やレッカー代がすべて無料です。
4項目だけの入力で自宅から簡単に査定できるので、迷ったら査定だけでもぜひしてみてくださいね!
まとめ:車検切れのまま運転するのは絶対にやめましょう
車検切れで事故を起こすとどうなるか?についてお話ししてきました。
ここでお伝えした内容を振り返っておきましょう。
- 車検切れの車で事故を起こすと、重い罰則が課され免許停止になるうえ、事故の損害賠償金を全額自費負担しなければいけない可能性がある
- 車検切れの車は、「引き取り納車で車検に出す」「仮ナンバーを発行し、自分で運転して車検に出す」「中古車として売却する」「廃車にする」のいずれかで対処する
本文でもお伝えしたとおり、事故を起こした・起こしていないに関わらず、車検切れの状態で公道を走ること自体が法律に違反した行為です。
またいくらあなたが気をつけて運転していても、絶対に事故が起こらないとは言えません。
「車検は切れているけど、見つからないだろうし、まあ気をつけていれば大丈夫だろう」
なんて軽い気持ちで考えていると、これからの人生が大きく変わってしまいます。絶対に、絶対にやめましょう。
もし「車検切れを機にこの車を手放そうかな…」という場合は、『廃車の窓口』までお気軽にご相談ください。
『廃車の窓口』の橋本がお送りしました
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
この記事を監修した車の専門家
斎藤たくや
カーソムリエの斎藤です。車検切れの車で事故を起こすと、罰則や賠償金など、今後の人生に大きな影響が出てしまいます。そもそも車検切れのまま公道を走ることが法律に違反する行為です。絶対にそのまま乗らず、きちんと対処しましょう。
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