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タイミングベルトの交換時期&交換費用は?異常の見極め方も紹介

更新日

2021年7月16日

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エンジンとタイミングベルト

すぐに交換時期をチェックする

「タイミングベルトを交換した方がいいって言われた…」
「そもそもタイミングベルトってどんな部品?」
「今交換するのがベストなの?どのくらいお金がかかる?」

こんにちは!「廃車の窓口」の村上です。
車検時に、「そろそろタイミングベルトを交換した方がいいですね〜」なんて言われたことがある人は多いかもしれません。
実はこの前の車検で言われたんだけど、結局交換しなかったなぁ。

タイミングベルトはエンジンの動きに重要な役割を果たす部品。
交換が必要なタイミングベルトをそのまま使い続けると、走行中に突然切れてエンジンが壊れるかもしれません。

もし高速道路で急にエンジンが止まったら…。想像するだけでとても怖いですよね。

そこでこの記事では、タイミングベルトの交換時期交換費用の目安、また突然切れてしまった時の対処法を解説します。
「突然故障した!」「エンジンが急に止まって事故を起こしてしまった」なんてことにならないよう、よくよくチェックしてくださいね。

それではまず最初に、カンタンに「タイミングベルトとは何か」を確認していきましょう。

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「タイミングベルト」とは何か

タイミングベルト

タイミングベルトとは自動車やバイクに搭載されたゴム製のエンジン部品です。「カムベルト」とも呼ばれ、エンジンの点火等のタイミングをつかさどります。

タイミングベルトの役割や位置、どんな仕組みで動いているのかを解説していきますね。

※すぐに交換時期を知りたい方はこちらのボタンからどうぞ!(詳しい解説ブロックに移動します)

タイミングベルトの交換時期

タイミングベルトの役割

タイミングベルトには、エンジン吸気・排気や点火が適切なタイミングで行われるように調整する役割があります。
カンタンに言うと「車の呼吸リズムを整える」ような役割ですね。

車のエンジンは綺麗な空気を取り込んで(吸気)ガソリンを燃焼させ、汚れた空気をマフラーへ流しています(排気)。
このタイミングを調整しているのがタイミングベルトというわけです。

ここがズレてしまうとエンジンが動かなくなってしまいます。

ちなみにタイミングベルトは温度が上がるエンジン内で使用されるため、耐久性や耐熱性に優れたゴム樹脂でできていますよ。

タイミングベルトの位置

タイミングベルトの位置

タイミングベルトの位置は車種ごとに異なります。

縦置きタイプのエンジン(後輪駆動)ではエンジンの直前に、横置きタイプのエンジン(前輪駆動)ではエンジンの向かって左に収納。
すべての車種でこの通りではありませんが、ほとんどはこのケースが多いです。

エンジンの中でも重要な役割を果たすため、金属やプラスチック、樹脂などのカバーがかけられて表からは見えなくなっています。

タイミングベルトの仕組み

タイミングベルトは、エンジンの動きを「クランクシャフト」から規則的に「カムシャフト」に伝えています。

クランクシャフト:往復運動を回転運動に変換するための軸
カムシャフト:吸気・排気のためにバルブを開閉させる部品

タイミングベルトが伝えた動力は、以下のような仕組みでエンジンの点火を促します。

  1. クランクシャフトの動力をカムシャフトへ伝える
  2. 動力でカムシャフトが回転する
  3. カムシャフトの回転によってバルブが開閉する
  4. エンジンが点火・燃焼する

ちなみに、このバルブ開閉のタイミングを調整するということから「タイミングベルト」の名前が付いたようです。

「タイミングチェーン」との違い

近年はタイミングベルトの代わりに「タイミングチェーン」を使う車が増えています。

タイミングチェーンとはタイミングベルトと同じ役割を果たす部品ですが、その素材に違いがあります。

タイミングベルトがゴムでできているのに対し、タイミングチェーンは金属でできています。
そのため耐久性に優れ、よほどのことがない限り交換の必要がないという利点があるんです。

一方で昔は技術が未熟だったこともあり、騒音がする・コスパが悪いといったデメリットがありました。
近年は技術の向上によってデメリットが改善され、タイミングチェーンを使用する車が増えています。

タイミングベルトの交換時期

エンジン

エンジンのはたらきに重要な役割をはたすタイミングベルト。
高温になるエンジン内で長時間使用されるため、定期的に交換してメンテナンスする必要があります。

交換時期の目安と、交換せず放置した場合にどのようなリスクがあるのか確認していきましょう。

交換時期は「走行距離10万km」(10年)が目安

タイミングベルトの交換時期は、ほとんどのメーカーで「走行距離10万km」(おおよそ10年)と推奨されています。

ちなみに「10年」というのは、1年間の走行距離を1万kmとして計算した結果です。
そのため1年に平均して3万km走行する方であれば、3年と少し経ったタイミングが交換時期の目安になります。

タイミングベルトはゴム樹脂でできているため、時間が経てば経つほど硬くなっていくものです。ゴムが硬くなるとひび割れが生じるなど、使い物にならなくなって寿命を迎えます。

この寿命を迎える時期が、およそ10万kmというわけなんですね。

ただし、これはあくまで「しっかりとエンジンを整備している場合」の話です。
オイル交換などの整備をほとんどしていない場合、タイミングベルトの寿命もっと短くなってしまいます。

また、車種や走行環境によっても交換の目安は若干異なってきます。

交換時期は車種や走行環境によっても異なる

タイミングベルトが長持ちするかどうかは、車種ごとに次のような傾向にあります。

  • トラックなど排気量の多い車
    タイミングベルトが長持ちしやすい
  • 軽自動車など排気量の少ない車
    タイミングベルトが長持ちしにくい

軽自動車は排気量が少ないため、加速や登り坂などパワーが必要な時にエンジンの回転数が上がります。
回転数を上げるとタイミングベルトも多く回ることになるので、結果的に負荷が大きくなりやすいんです。

さらに、特殊な走行環境もタイミングベルトの交換時期が早まる要因に。

  • 高速道路や山道・悪路を走ることが多い
  • 渋滞に巻き込まれ、ゆっくり走ることが多い
  • 急発進・急停止することが多い

このような走行はエンジンに負荷をかけるため、タイミングベルトが劣化しやすくなるんですね。
上記のような環境で走行している方はご注意ください。

交換時期を過ぎるとタイミングベルトが切れるおそれも

交換が推奨される10万kmを過ぎているにもかかわらず、交換せずにそのまま放置するとタイミングベルトが切れてしまうおそれがあります。

タイミングベルトが切れたら交換、じゃダメなのか?
それだと遅すぎるんです…!
タイミングベルトが切れるとエンジンが止まりますし、最悪の場合エンジンを交換する必要があるかもしれません。

タイミングベルトが切れるのは、大抵の場合は車を走らせているとき。

タイミングベルトが切れるとエンジン内部の空気がうまく循環されず、走行中に急にエンジンが止まってしまいます。
急にタイミングベルトが切れた場合の対処法は、のちほど詳しく解説します!)

さらにタイミングベルトが切れることで「バルブクラッシュ」という現象が発生し、エンジンが故障することも。
※バルブクラッシュ:エンジン内部のバルブとピストンがぶつかってしまう現象

エンジンの修理で直ることもありますが、一方でエンジンそのものを交換しないといけないこともあるんです。エンジン交換はかなりお金がかかります。

急なエンジンストップでの交通事故、また修理に莫大なお金がかかることを避けるためにも、「10年」が近づいたら早めのメンテナンスが必要です。

タイミングベルトの交換費用

タイミングベルトを交換するとなると、気になってくるのはその交換費用ですよね。
交換方法によっても上下しますが、目安としての相場をお伝えします。

タイミングベルトの交換費用は数万円かかる

タイミングベルトの交換費用

タイミングベルトの交換にかかる費用相場は、最低でも約30,000円〜約50,000円前後。
軽自動車と比べると普通自動車の方が費用が高くなりやすいです。

  • 軽自動車:約30,000円〜
  • 普通自動車:約50,000円〜

また修理を依頼する業者によっては100,000円以上かかってしまうことがあります。

もちろん自分で交換することで若干は金額をおさえられますが、さまざまなリスクを考えると修理業者やディーラーに任せた方が安心です。

というのも、タイミングベルトは自分で交換するとなると作業がかなり難しいです。
専門的な知識や工具が必要になりますし、万が一壊してしまえば修復にかなりの費用がかかります。

そのため基本的には、修理屋さんやディーラーなどにお任せすると吉です。
専門的な知識があるので安心できるのはもちろんのこと、失敗することなく作業を進めてくれますよ。
タイミングベルトの交換は、お近くの修理工場に連絡してみるかディーラーに相談してみましょう。

…とはいえ車の内部パーツに詳しい方は、ご自分でタイミングベルトを交換しようと考えているかもしれませんね。
そんな方にオススメの交換作業の動画がありました。かなり詳しく説明されているので、気になる方はぜひ確認してみてください。

タイミングベルトの交換費用が高い理由

タイミングベルトという部品、たったそれだけの交換なのに「どうしてこんなにお金がかかるの?」と感じる方が多いかもしれませんね。
タイミングベルトの交換費用が高くなりやすいのは、次の2つの理由があります。

  • 作業自体が困難で時間がかかるため
  • タイミングベルト周辺で同時に交換すべき部品が多いため

冒頭でもお伝えした通り、タイミングベルトはエンジン内部にある部品です。
そのため一度エンジンを外すなど大掛かりな作業が必要になります。

車種によっても変わりますが、交換作業に8時間〜10時間かかることも珍しくありません。
それほど大変な作業なので作業工賃自体が高いんです。

また、タイミングベルト周辺の部品もタイミングベルト同様に劣化していることも考えられます。
タイミングベルトだけ修理することも可能ですが、またすぐに別の部品が故障し、再度修理が必要になることも。

そうすると再びエンジンを開ける手間・費用がかかるので、できるならば一気に新しいものへ交換してしまった方がいいというわけです。

具体的には、以下の部品の同時交換を勧められるケースが多いです。

  • ウォーターポンプ
  • ファンベルト
  • タイミングベルトテンショナー
  • タイミングベルトアイドラプーリー
  • クランクシャフトオイルシール
  • カムシャフトオイルシール …etc

もしあまりにも修理費用が高額になるようであれば、車の買い替えを考えてみてもいいかもしれませんね。

タイミングベルトの交換時期である10年を過ぎると、車の他のパーツにもガタが出始める頃です。長期的に見ると新しい車に乗り換えた方がおトクなことも。

車の乗り換えの方がおトク?

タイミングベルトが突然切れた時の対処法

タイミングベルトを交換せずに車に乗り続けると、タイミングベルトが突然切れるハプニングが起こりかねません。
10万km未満で切れることはほとんどありませんが、万が一のことを考えるとタイミングベルトが切れた時の対処法を知っておいた方が安心です。

まずは車を道路の端に寄せる

走行中に急にタイミングベルトが切れてエンジンが止まってしまったら、まずはハザードランプをつけて車を道路の端に寄せましょう。

エンジンが急に止まったとはいえ、ブレーキを踏んだりギアをPに入れたりしたわけではないため、まだタイヤは回転し続けているはずです。
周囲の車や歩行者の様子を確認し、タイヤが動いているうちにハンドルを切って車を寄せてください。(徐々にタイヤの回転がゆっくりになっていき、止まります)

タイミングベルトを交換or廃車

車を止めて安全を確保したら、自動車の修理会社ロードサービス、もしくは保険会社に連絡して車を移動します。
加入している保険によってはロードサービスの利用が無料だったり、このあとの扱いを指示してもらえたりするので、任意保険に加入している方はまず保険会社に連絡してみるのがおすすめです。

通常であれば、修理工場でそのままタイミングベルトを交換するといった対応になります。ただ、たとえばもう十数年も乗ったお車で他にもガタが来ているような状態であれば、そのお車を手放して新しいお車に乗り換えるといった選択肢も考えられます。

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タイミングベルトの異常を見極めるには

タイミングベルトの交換時期が「10万km」とはいえ、それ以前に何か異常があった場合に見極める方法があれば安心ですよね。

ただ、タイミングベルトは「切れる前兆」というものがハッキリわからないため厄介です。
基本的には、何の前触れもなく突然切れてしまいます…。

しかし定期的な点検で表面の劣化が見つかったり、エンジンから「キュルキュル」といった音が聞こえてきたりした際は要注意。
他の部品が故障している場合も多いため一概には言えないのですが、タイミングベルトの寿命が近いと考えられます。

また、普段からメンテナンスを怠っている場合は異常が起こりやすいです。
たとえば冷却水やウォーターポンプの交換、エンジンオイルの交換を行わないと、タイミングベルトが劣化するスピードは早まります。

事故が起こってからでは遅いので、日頃のメンテナンスと早めの交換を意識しましょう。

[+] もっと詳しく

タイミングベルトの交換より「車の乗り換え」がおトク

タイミングベルトが寿命を迎える時期なら、交換よりも今のお車を乗り換えてしまった方がいいかもしれません。

10年を過ぎてくると整備費・税金が高くなる

タイミングベルトが寿命を迎える「10年」を過ぎると、車の整備費がどんどん高くなっていきます。
というのも、10年以上車を使っていると他の部品も劣化していくから。

タイミングベルトを交換したとしても、他の部品も交換が必要になっていくでしょう。
その度に交換や整備をしていると、どんどん出費が増えてしまうというわけです。

たしかに、この先そう長くは乗らない車にお金をかけるのもねえ…。

さらに自動車税・自動車重量税は、「新規登録から13年以上経過」すると増税される仕組みです。

自動車税

自動車税の場合、普通自動車は15%、軽自動車は20%の増税ですから、かなりの負担がかかります。
自動車重量税は車種にもよりますが、2,000円〜25,000円以上もアップされるので注意が必要です。

もちろん長年乗ってきた愛車の行末を決めるわけですから、慎重に考えてほしいと思います。しかし、使いはじめて10年以上経てば出費がどんどん増えることは事実です…。

金銭面での負担を軽減するのであれば、新しいお車への乗り換えという選択肢を考えてみてもいいかもしれません。
今のお車に思わぬ値段がつくこともあるんです。

廃車するなら「廃車の窓口」にお任せ

新しいお車に買い替える際は、今のお車を購入店に下取りしてもらう方が多いかと思います。
が、下取りしてもらうよりも「買取業者」に引き取ってもらった方がおトクなケースもある…ってご存知でしたか?

とくに古い車や過走行車の場合は、廃車買取業者に引き取ってもらうのが賢い選択です。

廃車買取業者はその名の通り、廃車を専門に買い取る業者のこと。
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まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます!
タイミングベルトの疑問は解決されたでしょうか?

この記事では、重要な3つのポイントをお伝えしました。

  • タイミングベルトの交換時期は「走行距離10万km」(10年)
  • タイミングベルトの交換費用はかなり高い
  • 車を乗り換えた方がおトクなケースもある

タイミングベルトの交換か廃車かの選択は、車に乗っている方なら一度はあるかと思います。
「本当にこの車に乗り続けるか?」を考えてから判断しましょう。

もし廃車でお困りの際は、お気軽に「廃車の窓口」までご相談くださいね。

以降、「廃車の窓口」の村上でした。
あなたの悩みが解決されるのを祈っています。
 

この記事を監修した車の専門家

スタッフの写真

斎藤たくや

カーソムリエの斎藤です。タイミングベルトは劣化がわかりづらく、切れる前兆もありません。ですので年式が10年を超えた・走行距離が10万kmを超えた場合は早めにタイミングベルトを交換するか、廃車して新しい車に買い替えましょう。

更新日

2021年7月16日

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