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ブレーキパッドとは何か。役割と仕組み、異常・残量の確認方法

更新日

2021年10月6日

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ブレーキパッド

車のブレーキには「ブレーキパッド」という2枚1組の部品が搭載され、車の停止・減速に重要な役割を果たしています。
ブレーキパッドは走行のたびにすり減る消耗品のため、定期的に交換が必要です。

この記事では、ブレーキパッドの役割や残量の確認方法、併せてメンテナンスすべき部品などブレーキパッドについて詳しく解説していきます。

※私たち「廃車の窓口」は、日本全国で不要な車のお引き取り・廃車手続き代行を行う廃車買取業者です。
離島やレッカー車の入れない区域を除いてお手続きはすべて無料。お車の廃車を検討されていた方はぜひお気軽にご相談くださいね。


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ブレーキパッドの役割と仕組み

ブレーキパッド

ブレーキパッドとは、車の前輪のブレーキを構成する厚さ1mmほどの部品です。
その役割、仕組みを詳しく解説します。

ブレーキパッドは車のブレーキに欠かせない部品

ブレーキパッドは車の制動(ブレーキ)に欠かせない部品で、摩擦によってタイヤの回転を減速させる役割を担っています。

タイヤと一緒に回転している部品(ディスクローター)をブレーキパッドで挟み込むことによって、摩擦でタイヤの回転が減速し、車を減速・停止させられる仕組みです。

つまりブレーキパッドがなければ、ブレーキを踏み込んでも車は減速できません。
命に関わると言っても過言ではない、重要な部品なんですね。

ちなみに車のブレーキには「ディスクブレーキ」「ドラムブレーキ」の2種類があり、ブレーキパッドはこのうち「ディスクブレーキ」の中にある部品です。

ブレーキの違い

<ディスクブレーキ>
走行中にタイヤと一緒に回転しているディスクローターを、ブレーキパッドではさんで摩擦力によって減速・停止させるブレーキ。

<ドラムブレーキ>
タイヤの内側のドラムの中にあり、ブレーキシューを使って内から外へ圧着させて減速・停止させるブレーキ。

普通自動車・軽自動車では前輪にディスクブレーキ、後輪にドラムブレーキが使われていることが多いです。
ディスクブレーキはドラムブレーキよりも放熱性に優れ、さらに制動力も安定した威力があるため、強い制動力が必要な前輪に使われるんですね。

車の停止・減速で少しずつ摩耗(まもう)する

ブレーキパッドは、ブレーキを踏むたびに摩擦によって少しずつ削られていくものです。
とくに坂道や山道など勾配のある道路を走行することが多かったり、急ブレーキをかける走行が多かったりするとそのペースは早まります。

すり減ることでブレーキが効きづらくなってしまうため、安全のためにも定期的に新しいものに交換しましょう。

反対に言えば、勾配のある道路の走行・急ブレーキをかけるような走行を減らすことで自然とブレーキを踏む頻度が少なくなり、ブレーキパッドを長持ちさせることが可能です。

ブレーキ鳴きは異常のサイン?

もしブレーキを踏むたびに「キーキー」という音(ブレーキ鳴き)がしたら、ブレーキパッドがすり減っているサインかもしれません。

ブレーキパッドには、音を出して交換時期を知らせる機能があるんです。

ブレーキパッドがすり減って残量が少なくなると、ウェアインジケーターという部品がディスクローターと接触して「キーキー」と音を発生させます。
ブレーキを踏むたびにこの音が聞こえるようであれば、このあとお伝えする残量の確認方法でブレーキパッドの厚みを確認し、交換を検討しましょう。

ちなみに一時的に「キーキー」と音がする場合は、必ずしも異常が起こっているわけではありません。金属の冷えや湿気、うまくパッドが馴染んでいないような可能性もあるため、少し様子を見ましょう。

ブレーキパッドが限界まで擦り切れると金属プレートがむき出しになります。
その状態で走り続ければ、ディスクローターが傷ついてしまう可能性も…。

そうなればディスクローターも交換しなければならず、費用がかさんでしまいます。
何より、ブレーキが効かないという最悪の事態が起こってしまうかもしれません。

こんな事態を防ぐためにも、ブレーキパッドは早め早めの点検・交換が大事です。

ブレーキパッドの残量を確認する方法

ブレーキパッドの残量は、ホイールを外して目視で確認できます。
ブレーキキャリパーという部品の点検孔からブレーキパッドの厚さを確認してみましょう。3mmを切っているようであればなるべく早く交換しておくと安心です。

ブレーキキャリパーの点検孔

ブレーキパッドは内側と外側の2枚でディスクローターを挟み込んでいるため、片方の残量が十分にある場合でも、もう片方がすり減っている可能性もあります。
点検孔を覗き込んで、内側と外側の両方をしっかり確認してください。

いちいちジャッキアップしてホイールを外して確認するのは面倒…という場合は、2年ごとの車検時を目安に交換しておくと安心です。

ブレーキパッドの交換時期の目安交換費用について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。目視ではなくブレーキオイルや走行距離で交換の目安を判断する方法も解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。

ブレーキパッドは車検でチェックされない

よく「ブレーキパッドの残量はどのくらいあれば車検に通るのか?」といった質問をいただきますが、実は車検ではブレーキパッドの残量をチェックされないことがほとんどです。

車検に「ブレーキパッドの残量」といった項目はなく、検査時に確認するのは「問題なくブレーキが効くかどうか」のみです。

もしブレーキパッドがすり減って危険な状態だったとしても、制動力計測で合格すれば問題なく車検に通ってしまいます。
検査場によっては確認してくれるケースもありますが、念のため異常が起こっていないか?残量は十分か?は、定期的にご自身で確認しておきましょう。

ブレーキパッドと一緒に整備すべき部品

ブレーキは、ブレーキパッドのほかにも以下のような部品で構成されます。

  • ブレーキフルード
  • キャリパー
  • マスターシリンダー
  • ブレーキローター

ブレーキパッドがすり減ってしまうことはもちろん、当然ながらこれらの部品も正常に動いていないとブレーキが効かない可能性があり大変危険。
とくにブレーキフルードは劣化しやすく、定期的に交換が必要です。

ブレーキフルード

ちなみにブレーキフルードの交換を判断するポイントは色です。

新しいブレーキフルードは上の写真のようにキレイな黄色ですが、劣化していくと「濃い黄色→茶色→黒」に変色していきます。茶色に変色していたら交換しましょう!

もし、黒っぽい色をしていたらブレーキフルードは完全に劣化しています。
すぐに交換してあげてくださいね。

交換には3,000〜10,000円ほど費用がかかりますが、事故を防ぐためにもしっかりとメンテナンスをしておきましょう。

まとめ

最後に、ブレーキパッドについておさらいします。

  • ブレーキパッドは車の制動(ブレーキ)に欠かせない部品
  • ブレーキを踏むたびにすり減っていくため交換が必要
  • ブレーキパッド周辺の部品も定期的なメンテナンスが重要

ブレーキパッドは、車を安全に走行させるために重要な部品です。

ブレーキの度にすり減ってしまいますが、日頃の運転を見直すことで長持ちさせることも可能。
もしすり減った状態で放置してしまうと、他の部品にも負荷をかけブレーキの故障につながるため、定期的に交換していきましょう。

もしブレーキパッドの交換が2回目以上になるお車は、その他の部品も劣化が進んでいるケースが多いため、買い替えを検討してもいいかもしれません。

「廃車の窓口」で不要なお車の引き取りを行っているため、お乗り換え・廃車を検討されている方はお気軽にご相談くださいね。
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ブレーキの定期的なメンテナンスで、安全運転を心がけていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を監修した車の専門家

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斎藤たくや

ブレーキパッドは、車だけでなくバイクや自転車にも使われます(自転車の場合はブレーキシューといいます)。大袈裟なように聞こえますが、本当に命に関わる部品のため、機能しなくなる前に点検・交換が必要です。

更新日

2021年10月6日

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