トラックを廃車するには?手続きの流れや費用・必要書類を解説します
廃車買取の専門家が丁寧に教えます!
>>この人が書いた他の記事「トラックはいつごろ廃車にすればいいんだろう?自分の乗ってるトラックはまだ乗れるかな?」
「トラックに10年乗ってるけど、普通自動車だったらそろそろ廃車の時期だよな…」
「どう手続きすればいいの?」
トラックに乗ってる方は、このような悩みや疑問を抱えているのではないでしょうか?
今回はトラックの廃車についてご紹介していきますね。
トラックは廃車になるまでの期間が長いことから、手続きの方法がよくわからない方が多いかもしれません。
もし手続きでミスがあると余計な時間や労力がかかってしまい、何より面倒です。
ですので問題なく廃車するためにも、ご紹介する方法で手続きを進めましょう!
またトラックは最適な買取先を選べば、高価買取してもらえる可能性があるんです!
そのまま中古車として販売したり、解体して部品を販売したりできるほか、業者によっては海外に輸出することも。
できるだけお得にトラックを手放すためにも、廃車依頼先の業者をしっかりと選ぶ必要があるんです。
トラックの廃車に関するお悩みを解決するために、この記事ではおもに以下3つを解説していきます。
- トラックを廃車にする目安
- トラックの廃車手続きの流れと必要な書類
- オススメの廃車依頼先
トラックの廃車を考えている方は、この記事を読んでスムーズに手続きを進めてくださいね!
それではまいります。
※「面倒な手続きをせずに廃車したい」という方はぜひ「廃車の窓口」にご相談ください!
トラックの廃車を無料で代行し、車の状態によっては高価買取させていただきます。
気になる方は右の査定フォームから査定をご依頼してくださいね。
当サイト『廃車の窓口』は、廃車のプロフェッショナルが加盟するネットワークです。
「廃車をしたいけど書類や手続きがややこしすぎる…。」
「専門用語が多くて、全然わからない!」
そんなあなたのために、廃車のお役立ち知識を丁寧にわかりやすくお教えします。
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どんな車にも必ず値段がつきます!
トラックを廃車にする目安
「トラックっていつごろ廃車にしなきゃいけないの?」
「何万km走ったら廃車を考えなくちゃいけないんだろう?」
トラックを廃車にする目安として、以下の2つを基準に考えていきましょう。
トラックを廃車にする目安
- 走行距離
- 使用年数
走行距離が70〜100万kmを超えたとき(大型の場合)
まず走行距離に関する廃車の基準についてご説明しますね。
普通自動車の場合、約10万kmが目安になっています。
これはタイミングベルトが切れる時期が約10万kmなので、それを機に廃車にしましょうという目安なんです。(※タイミングベルト:エンジンにある部品)
一方トラックの場合は、以下の走行距離まで走ると寿命と言えます。
トラックの寿命(走行距離)
- 小型トラック:10万km
- 中型トラック:50万km
- 大型トラック:70〜100万km
さっき10万kmで切れるって言ってたタイミングベルトは、トラックには使われていないのか…?
実は大型トラックではタイミングベルトの代わりに、より頑丈な「タイミングギア・チェーン」が使われており、寿命が約30万kmと長め。
加えてタイミングギア・チェーンに寿命がきても交換しながら乗り続けているケースが多いため、廃車までの走行距離が普通自動車よりも長いんです。
新車から10〜15年経過したとき(大型の場合)
続いては年式に関する廃車の基準についてご説明します。
トラックの寿命はどのくらいなのか、社団法人全日本トラック協会の統計を見てみましょう。
◆平均寿命(2010年時点)
- 普通トラック(中・大型):10.34年
- 小型トラック:9.21年
◆平均使用年数(2010年時点)
- 普通トラック(中・大型):14.87年
- 小型トラック:11.92年
こちらの寿命を迎えるあたりから、トラック内の様々な部品が劣化しはじめてしまいます。
すると何度も部品を交換したり、故障のたびに整備したりするために費用がかなりかかってしまうんですね。
普通自動車は10年という目安がありますが、中・大型トラックは10〜15年、小型トラックは9〜12年ということで、普通自動車よりは長持ちの傾向にあります。
もともとトラックは長距離走れるようつくられているため、エンジンに負荷がかかりにくい構造になっているんです!
そのため寿命年数も普通自動車より長くなっています。
さてここまでトラックを廃車にすべき目安について、走行距離と年式を中心にご紹介しました。
なお排気ガスの規制もトラックに関わるため、ご存知ない方は以下のコラムもご確認くださいね。
排気ガス規制もチェック
トラックを廃車にするかどうか迷ったときには、排気ガス規制についてもチェックしておきましょう。
お持ちのトラックを廃車する目安は、この規制に対応しているかで変わります。
そもそも排気ガス規制は、車から出る大気汚染物質を減らすために制定され、様々な法令で定められているんです。
(参考:大気汚染防止法、自動車NOx・PM法、環境確保条例(東京都))
この規制は地域ごとに適用されるかが違いますので、まずはあなたがお住まいの地域で規制があるか確認しましょう!
もしあなたが規制対象の地域にお住まいで、かつトラックが規制に対応していない場合は、まずトラックが新車から何年経っているかをチェックしてください。
新車から7年以内のトラックであれば、規制基準を満たしていなくてもひとまず使用できます!
一方で、7年を超えるまでに規制への対応が必須です。
もし新車から7年近く経ち、かつ走行距離が100万kmを超えている場合は廃車をオススメします。
規制への対応には部品の取り付けなどが必要で、ある程度の費用がかかってしまうんですね。
規制にあうための部品交換をしたい場合は、補助金が出ることもありますので自治体に問い合わせてみましょう。
[+] もっと詳しく
続いては実際にご自分で廃車するときの手続きについて見ていきましょう!
なお「自分で廃車する手続きするのが面倒」という方は「廃車の窓口」にお任せください。
ご依頼いただき次第、スムーズに査定。手続きも無料代行させていただきます!
トラックの廃車手続きの方法と費用をチェック
「トラックを廃車にする目安は大体わかった!廃車にしたいけどどんな手続きが必要なの?」
ちなみに廃車手続きは2通りあります。
種類ごとに、廃車手続きの種類・方法などについてご説明しますね。
永久抹消登録の手続き
ではここからは永久抹消登録の手続きについてご紹介しますね!
なおこの手続きをご自分でする場合、事前にトラックの解体を業者に依頼する必要があります。
必要な書類
永久抹消登録で必要な書類は以下の通りです。
- 所有者の実印(代理人が手続きする場合は委任状)
- 所有者の印鑑証明書
- 「移動報告番号」と「解体報告記録日」のメモ
- 車検証
- ナンバープレート(前後2枚)
- 手数料納付書
- OCR申請書
- 自動車税・自動車取得税申告書
<車検証と印鑑証明書の住所が違う場合、追加で必要な書類>
住民票
車検証の住所と印鑑証明書の住所(現住所)までのつながりがわかるように、用意する必要があります。
<車検証と印鑑証明書の氏名が違う場合、追加で必要な書類>
戸籍謄本or住民票
車検証の氏名から印鑑証明書の氏名(現在の氏名)への変更がわかるように、用意する必要があります。
手続きの流れ
永久抹消登録をご自分で行う場合は、以下のような流れで行います。
- 解体業者に車を引き渡し解体してもらう
- 「解体報告記録日」「移動報告番号」を業者から受け取る
- 必要な書類などを準備する
- 運輸支局の窓口でもらった書類を記入する
- 窓口にナンバープレートを返却する
- 窓口に書類を提出する
- 税事務所に書類を提出する
手続きはあなたがお住まいの地域にある「運輸支局」で行います。
所在地はこちらのサイトから確認してみてくださいね。
必要な書類をしっかりと揃えて手続きを進めてください!
手続きにかかる費用
ご自身で永久抹消登録の手続きをする場合にかかる費用は、一般的に以下の通りです。
解体費用 | 1〜3万円 |
レッカー車代 | 1万円 |
リサイクル料金(未納の場合) | (2万円) |
合計 | 2〜6万円 |
手続きには、トラックの解体費用や運搬費用(トラックが動かない時のみ)がかかります。
またリサイクル料金が未納だった場合は、こちらも支払う必要があるんです。
新車を買ったときや車検時に支払うことが多いため、ほとんどの方は支払い済かと思いますが、一応頭に入れておきましょう。
ここまで永久抹消登録をご自分でする方法について見ていきました。
なおこちらの記事でも永久抹消登録について詳しくご説明しておりますので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。
後ほどご紹介しますが、廃車手続きは業者に頼んだ方がカンタンな上にお得なんです。
「廃車の窓口」では書類の手続き・レッカー代など無料で代行しますので、気になる方は右の無料査定フォームで査定額をチェックしてみてくださいね!
一時抹消登録の手続き
必要な書類
一時抹消登録で必要な書類は以下の通りです。
- 所有者の実印(代理人が手続きする場合は委任状)
- 所有者の印鑑証明書
- 車検証
- ナンバープレート(前後2枚)
- 手数料納付書
- OCR申請書
- 自動車税・自動車取得税申告書
<車検証と印鑑証明書の住所が違う場合、追加で必要な書類>
住民票
車検証の住所と印鑑証明書の住所(現住所)までのつながりがわかるように、用意する必要があります。
<車検証と印鑑証明書の氏名が違う場合、追加で必要な書類>
戸籍謄本or住民票
車検証の氏名から印鑑証明書の氏名(現在の氏名)への変更がわかるように、用意する必要があります。
手続きの流れ
一時抹消登録をご自分で行う場合は、以下のような流れで進めてください。
- 必要な書類を準備する
- 運輸支局の窓口でもらった書類を記入する
- 登録手数料を支払う
- ナンバープレートを返却する
- 運輸支局の窓口に書類を提出する
- 登録識別情報等通知書をもらう
- 税事務所に書類を提出する
こちらの手続きは「運輸支局」という施設で行います。
各地域にありますので、こちらのサイトから所在地を確認してみてくださいね。
手続きにかかる費用
一時抹消登録を行う場合、以下の費用がかかります。
登録手数料 | 350円 |
リサイクル料金(未納の場合) | (2万円) |
リサイクル料金は新車購入または車検時に支払うものです。
基本的に支払っているかと思いますが、2005年以前に登録した車を放置していた場合は未納の可能性も。
念のため頭に入れておいてくださいね。
さて一時抹消登録をご自分でする方法についてご紹介してきました。
詳しい廃車手続きについては、(廃車手続き関連のまとめ記事)にて紹介しています。
気になる方はぜひチェックしてくださいね。
では続いて廃車手続きするともらえる還付金についてご紹介しますね。
還付金はもらえる?
廃車手続きを行うと、実は手続きをすれば還付金がもらえることがあります。
還付金を受け取るには、以下の条件が達成されていなければなりません。
- 地方税をきちんと支払っていること(自動車税)
- 車検が1ヶ月以上残っていること(自動車重量税)
- 自賠責保険料を支払っていること(自賠責保険)
こちらは廃車手続き(一時抹消・永久抹消登録)でどの還付金が受け取れるか、示した表になります。
一時抹消登録 | 永久抹消登録 | |
自動車税 | ◯ | ◯ |
自動車重量税 | ✖ | ◯ |
自賠責保険 | ◯ | ◯ |
廃車にする時期によって受け取れる還付金額はかわってくるので、依頼する業者に確認してみるのがいいでしょう。
自動車税は4月1日時点で車を所持している人に自動的にかかる税金なので、その前に廃車するのがオススメです。
また自動車重量税も車検が切れてからでは還付されないので、車検が1ヶ月以上残っているときに廃車にしましょう。
一時抹消登録の時点では車の解体はないので重量税はもどってこないんです。
自賠責保険はそもそも車を持っている人なら誰しもが加入しなければならない義務があります。
加入せず走行していると罰せられてしまうため、みなさん加入しているとは思いますが、今一度ご確認くださいね。
還付金についてもっとくわしく知りたい!という方はこちらをご覧ください。
ここまで廃車手続きについてご紹介してきましたが、見てきた方の中には「自分でやるのが面倒…」と思う方がいるかもしれません。
実は廃車するトラックは、買取業者に買い取ってもらえる上、手続きを代行してもらえるんです!
ではなぜ廃車するようなトラックでも買い取ってもらえるのでしょうか?
詳しくご紹介します。
また「廃車の窓口」では還付金手続きの代行も行っていますので、お気軽にご相談くださいね。
トラックの廃車なら「廃車の窓口」へ
さてここまでトラックの廃車方法を中心にお伝えしました。
ここまでの情報を元に、廃車を進めようとしている方がいるかもしれませんね。
何度か記事でもお伝えしましたが、廃車するなら「廃車買取業者に依頼」するのがオススメなんです…!
以下の理由があります。
- 書類手続きやレッカー移動を無料で代行してくれる
- 状態がいい場合は中古車として買い取ってもらえる
- 状態が悪い場合は部品・素材として買い取ってもらえる
- 海外への輸出ルートがある場合、買い取ってもらえる可能性が高い
要するに無料で手続きをしてもらえる&お得にトラックを買い取ってもらえるというわけですね。
中古車買取業者に比べて買い取ってもらえる可能性も高いですから、トラックの廃車を考えている方は「廃車買取業者」を利用するのがベストです!
そして手前味噌ではありますが「廃車の窓口」でもトラック買取を行っております。
全国各地のお客様から毎日ご依頼をいただいており、日々車を買い取らせていただいているんです。
ではなぜ「廃車の窓口」が選ばれるのでしょうか?その理由をご紹介させていただきます!
①廃車手続き・お車の引き取りを無料代行
廃車手続きには数多くの書類が必要ですし、レッカー車による代行にもかなりの金額がかかります。
手間も労力もお金もかかる廃車手続き…これらを無料で代行!
さらにトラックを保管している場所までお伺いし、弊社まで無料でレッカー移動をさせていただきます。(場合によってはレッカー代がかかることもございます)
ですのでお客様はいくつかの書類を用意していただくだけで、あとはお待ちいただければすべて完了するんです!
②査定フォームがわかりやすく、どんな状態でも買取
いろんな業者に査定してもらって比較したい!という場合、ごちゃごちゃして見にくいフォームだとわかりにくいですよね。
中には住所や車検番号を入力しなければならないサイトも。
複数の業者へ査定お願いするとき、イチイチ入力するのはかなり面倒くさいと思います…!
「廃車の窓口」では、そんな「ただ査定してほしいだけなのに、こんなに入力しないといけないの?」というイライラを解消。
シンプルなフォームで入力項目もカンタンです。
さらに独自の海外輸出ルートを確保しています。
そのため状態が悪い車でも、部品・素材単位での価値を見出せるため買取させていただく可能性が高いんです!
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③年中無休で対応
「気づいたら車検切れまでもう数ヶ月しかない!」というときなど、突然でもすぐに相談できるところがいいですよね。
他にも「どの書類が必要だったか」「車の引き取り日時はいつだったか」すぐ確認したいのに…!というときも◎
「廃車の窓口」では、もちろん年中無休で電話対応しております。
また「ウッカリ車検を切らしてしまった…。」という方もご安心を。
ちなみに「廃車の窓口」でも古い車の買取を行っております!
「廃車の窓口」なら引き取りが確定次第、最短1日でお伺い。
さらに引き取りのレッカー車代、廃車手続きの代行費用は基本無料なんです。
気になる方は右の査定フォームからお気軽にご依頼ください。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます!
トラックの廃車手続きについてのお悩みは解決しましたか?
廃車の手続きや買取価格についてご相談がある方は、ぜひお気軽に「廃車の窓口」までご相談ください。
▶「廃車の窓口」は年中無休で対応!お気軽にお問い合わせください。
この記事を読んで、トラックの廃車に関してモヤモヤがなくなり、納得して廃車かつ買取を依頼できるよう祈っております。
それでは!
この記事を監修した車の専門家
斎藤たくや
カーソムリエの斎藤です。トラックを廃車にする目安は、大型であれば走行距離100万km、使用年数15年。また自走できるかどうかも目安となります。トラックを廃車するときは自動車税などの還付金を受け取れますので、忘れずに申請しましょう。
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