廃車でもらえる還付金!受け取れる金額と手続きの方法【早見表あり】
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>>この人が書いた他の記事「廃車でよく聞く還付金ってなんだろう?」
「自分はいくらお金がもらえるのかな」
「どんな手続きが必要なの?」
この記事を読んでいるあなたも、還付金についてあれこれお悩みではないでしょうか?
廃車について調べていると、用意する書類やら還付金やら、やることがたくさんあってよくわからなくなってしまいますよね…。
より多くの還付金を受け取るには、早めに廃車することが重要です。
まとまった還付金がもらえれば新しい車の購入費用にも回せますし、できるだけ多くのお金をもらいたいですよね!
そこで損せず還付金を受け取るために、還付金に関する以下の疑問を解説していきますね。
- そもそも還付金ってなに?
- いくらもらえるの?
- どう手続きすればいいの?
結論から申し上げると、還付金を受け取るために特別な手続きはほぼ必要ないのでご安心を。
ただ受け取れる金額は個人個人で異なるので、よく確認していきましょう。
この記事を読んで還付金に対するモヤモヤがなくなり、おトクに廃車していただければ幸いです!
それでは参りましょう。
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お任せいただければ還付金の手続きもすべて無料代行いたしますので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。
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「還付金」とは廃車で戻ってくる税金・保険料
まずは還付金の基礎的なところからご説明していきます!
ここでしっかり知識を身に着けることで、後の説明も納得して読んでいただけるはずですよ。
そもそも「還付金」とは、手続きで先払いしていた税金や保険料のうち、あなたに戻ってくる分のお金のこと。
確定申告後に戻ってくる所得税や、廃車手続きで戻ってくる自動車税などが還付金に当たるんですね。
自分で支払っていたお金なので、戻ってくるならキッチリ返してもらいたいですよね。
廃車で還付金がもらえる仕組み
では、どのような仕組みであなたに還付金が戻ってくるのか確認していきましょう!
普通自動車と軽自動車では受け取れる還付金がやや異なるので要注意ですよ。
そもそも廃車とは、車の車籍(車の戸籍)を消すこと、もしくは車籍がなくなった車のことを指します。
車籍がなくなると、以下3種類の税金・保険料の先払い分が還付されるんですね。
自動車税 |
毎年4月1日時点での普通自動車の所有者に対して、自動的にかかる税金。 |
自動車重量税 |
車検更新ごとに有効期限内(2年)分まとめて払う税金。 |
自賠責保険 (強制保険) |
車を持っている人全員に加入が義務づけられている保険。 |
まず自動車税は車の所有者にかかる税金です。
「車を廃車にする=所有権を破棄する」ということなので、税金が不要になり次の4月までの払いすぎた税金が還付されます。
たとえば7月に廃車した場合は、先払いしていた8月〜翌年3月分の自動車税が戻ってきますよ。
軽自動車は月割りではなく、年単位で自動車税が課税されます。
そのため年度の途中で廃車にしても、残りの月数分のみ戻ってくるということはないんです。
※自動車重量税・自賠責保険料は還付されるのでご安心ください!
また自動車重量税は、車検時に2年分まとめて支払う税金です。
車検更新前に廃車にすると、残りの期間分が不要になりますよね。
そのため残りの期間分の税金が還付されます。
自賠責保険は運転者に加入が義務付けられている保険。
契約期間によって異なりますが、廃車して保険を解約した場合に残りの期間分の料金が戻ってくる仕組みです。
タイミングによって受け取れる金額が異なる
廃車でもらえる還付金は、先ほどもお伝えしたように廃車後の期間分の料金が戻ってくるものです。
そのため廃車にするタイミングによって受け取れる金額が異なるほか、以下の期間を過ぎると1円ももらえなくなってしまいます。
- 自動車税:年度内の2月末まで
- 自動車重量税:車検が切れる1ヶ月前まで
- 自賠責保険料:契約満期の1ヶ月前まで
とくに自動車税については、3月を過ぎると新たに次年度の自動車税の支払い義務が発生します。
廃車を考えている方は、年度末までに早めに手続きを済ませるのがおすすめです。
引き取るお車は、状態によっては買取金額をお付けできますので、気になる方は画面右の査定フォームから無料査定をお試しくださいね!
このあとは早見表で、あなたが受け取れる還付金の金額をお伝えします。
「廃車」には2種類ある
廃車には以下2つの種類があります。
- 一時抹消登録(軽自動車の場合は「自動車検査証返納届」)
- 永久抹消登録(軽自動車の場合は「解体返納」)
上記の手続きそれぞれによって、受け取れる還付金が異なります。
一時抹消登録 |
一時的に車の使用をやめるときに行う手続き。 ※自動車税のみ還付。重量税の還付はなし。 |
永久抹消登録 |
車の登録を完全に消すときに行う手続き(再登録不可) ※自動車税・重量税いずれも還付。 |
一時抹消登録(自動車検査証返納届)の手続きでは、自動車重量税は還付されません。
重量税は車が完全に解体されたあとに還付されるものなんです…。
(自賠責保険料は、いずれの場合もあなたが解約手続きを行うことで還付されます)
正式名称をきちんと覚えないといけない!というわけではないので、「廃車手続きの種類によって受け取れる還付金が異なる」ことを頭のすみっこに入れておいてくださいね。
[+] もっと詳しく
【早見表付き】もらえる還付金の金額と手続き
さて、ここまでは還付金の基礎的な情報をお伝えしてきました。
金額はやはり気になるところです。
ですのでここからは、自動車税・自動車重量税・自賠責保険ごとに還付金の金額をご紹介します!
また手続きの方法についてもカンタンにご説明しますね。
自動車税の還付金の場合
自動車税の還付金がどのくらいもらえるかは、あなたの支払っている自動車税の額によって異なります。
今回は排気量・廃車時期ごとに、自動車税の還付金額が一眼でわかる早見表を用意しました。
ご自身に当てはまる箇所で確認してみてくださいね。
※縦は廃車を行う月、横はあなたのお車の排気量を指しています。
【排気量〜3000ccの場合の還付金一覧】
【排気量3001cc〜の場合の還付金一覧】
またこちらの還付金をもらうためには、特別な手続きは必要ありません。
廃車の手続きを進めるだけで還付金はもらえるんです!
なお計算方法や手続きなど、詳しくは以下の記事で詳しくご説明しますね!
自動車重量税の還付金の場合
自動車重量税の金額は車の重量・エコカー減免の対象かどうかによって変わります。
もしご自分の車の重量税がわからない!という方は、国土交通省サイトに掲載されているPDFから確認してみてくださいね。
最初に表示されるフローチャートから順番に見ていけば、エコカー減免の対象かどうか・重量税の税額はいくらかなどがわかります。
一例として、「エコカー減免が適用され50%の減額になっているお車」の重量税還付金の早見表を用意しました。
該当する車検残存期間・車両重量の箇所を参考にしてみてくださいね。
※縦は車検残存期間、横は車両重量を指しています。
重量税の還付金をもらうには、通常の廃車手続きを行うだけで済みます。
特別な手続きは必要ありませんよ。
なお計算方法や手続きなど、詳しくは以下の記事で詳しくご説明しますね!
自賠責保険の還付金の場合
自賠責保険は契約期間を自分で定めて加入できます。
ただ一般的には、24ヶ月契約で以下の保険料を払っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
- 普通自動車(24ヶ月契約):21,550円
- 軽自動車(24ヶ月契約):21,140円
一例として、本土で普通車の自賠責保険を途中解約したときの還付金(解約返戻金)の一覧はこちら。
※「◯ヶ月」は契約満期までの残り月数
満期日まで1ヶ月を切っている場合は返金が無いためご注意ください。
また自賠責保険の還付金をもらうには、契約している保険会社で手続きをする必要があります。
なお計算方法や手続きなど、詳しくは以下の記事で詳しくご説明しますね!
さて、ここまで税金・保険料ごとに還付金の金額をお伝えしました。
あなたがもらえる還付金の金額を確認できたでしょうか?
続いては還付金をもらうための手続き方法を解説します。
ぜひご参考くださいね。
廃車の還付金手続きの注意点
ここからは還付金手続きをする上での注意点を3つご紹介します。
還付金を受け取るまで2〜3ヶ月かかる
「廃車したら還付金はすぐにもらえる」と思っている方がいるかもしれませんが、実は違います!
多くの場合、手続きが完了してから2〜3ヶ月後にもらえるんですね。
もし3ヶ月以上経っても還付金が送られてこない場合は、お住まいの地域が所轄の税務署に問い合わせてみましょう!
(参考:国税庁:自動車重量税還付申請書 記載のポイント)
なお還付金を受け取る方法としては、以下の2つがあります。
- ゆうちょ銀行・郵便局で受け取る
- 口座に振り込んでもらう
この受け取り方法によって還付金がもらえるまでの期間に大きな違いはありません!
手続きすべきは年度が変わる前&車検が切れる前
年度が変わる前に廃車・還付金の手続きをするようにしましょう。
というのも自動車税は、毎年4月1日時点で車を所有している人に自動的にかかってしまうため。
せっかく廃車にしてしまうのに、タイミングを逃して余分に税金を支払うのはイヤですよね…。
「じゃあ3月中にすればいいんでしょ?」と思うかもしれませんが、ちょっと待って!
実は同じような考えの方がたくさんいるため、3月は廃車手続きに人が集中しやすいんです。
何時間も待たされてしまうかもしれないので、早めの手続きが吉です◎
合わせて車検が切れる時期も確認しておきましょう。
車検は2年ごとの更新になるので、車検切れの前に手続きしましょうね。
仕事で手続きに行けない場合は委任状を用意
土日にサクッと手続きをすまそう…なんて思っている方。
実は運輸支局・軽自動車検査協会どちらも、平日のみ16時までしか窓口が開いていないんです…!
「仕事で手続きに行けない…。」という方の代わりに、代理人(家族や友人)に権限を委任して手続をしてもらうための書類になります。
自動車税の場合、地域によって委任状の書式はさまざまなので、お住まいの自治体のHPから確認してくださいね。
自動車重量税の場合は、以下のリンクから委任状をダウンロードできます。
▶使用済自動車に係る自動車重量税の廃車還付制度について(国税庁)
※下までスクロールして"申請様式"から「還付申請手続に関する委任状」をダウンロードしてください。
「1人ぐらしですぐ代理人を立てられない…。」という方は廃車買取業者にお願いするのも1つの手です。
廃車買取業者の選び方はこちらをご覧ください。
さて、ここまでは還付金の手続き方法をご紹介しました!
もしかすると「面倒臭い手続きばかりでだるいな…」なんて思っている方もいるかもしれませんね。
そんな方は「廃車の窓口」にお任せください!
車の引き取りや各種手続きをすべて無料で代行させていただきますので、あなたはお家で待ってるだけで還付金を受け取れます。
気になる方はぜひご相談くださいね!
還付金にまつわるQ&A
最後に、還付金に関するよくある質問にお答えしていきます。
業者に下取りに出してしまっても還付金は受け取れるの?
中古車として下取りに出す場合、法的には受け取れません✖
中古車として下取りに出す=所有者の名義変更をするだけのため。
中古車として下取りする場合、廃車(抹消登録)をするわけではないので、法的には還付金を受け取ることはできません。
廃車にする場合は、受け取れることもあります◎
業者やディーラーによっては、買取金額に含まれたり・含まれていなかったりするので確認してから売却するようにしましょう。
[+] もっと詳しく
廃車を買取してもらうときも抹消登録しないとダメ?
廃車として廃車買取業者に買取してもらうときは、抹消登録はしなくて大丈夫です!◎
書類の手続きなどはすべて廃車買取業者が行ってくれるので、ご自分で行う必要はありません。
弊社でも、手続きなどすべて無料で代行しております。
廃車手続き以外にも、還付される税額や保険料のこと、用意する書類のことなどご不安や疑問がありましたらお気軽にお問い合わせくださいね。
[+] もっと詳しく
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!
廃車で受け取れる還付金について、モヤモヤは晴れたでしょうか。
改めて記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 廃車すると、自動車税・重量税・自賠責保険が戻ってくる
- もらえる金額は、廃車のタイミングによって異なる
- 税金の還付は廃車と同時に手続きし、自賠責保険は保険会社に連絡する
廃車のタイミングによっては、還付金が1円も受け取れないこともあるのでご注意ください。
また、「廃車の窓口」でも廃車手続きの無料代行&還付金のお振り込みを行っております!
お車の引き取りも、ご指定の場所まで無料でお伺いしますのでお気軽にご相談くださいね。
ここまでは「廃車の窓口」の橋本がお伝えしました。
廃車で受け取った還付金を、新しい車の購入費用に充てられれば幸いです。
この記事を監修した車の専門家
斎藤たくや
カーソムリエの斎藤です。廃車するときにもらえる還付金は自動車税・自動車重量税・自賠責保険の還付金です。買取価格に上乗せでもらえますので、手続きをするときは必要な書類をしっかりと確認・準備してくださいね。
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