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車がオーバーヒートする原因は?効果的な対処法もわかりやすくご紹介

更新日

2021年2月3日

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オーバーヒート

オーバーヒートの対処法を
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「オーバーヒートってなにが原因なの?」
「どう対応すればいいのかわからない!」
いつも車を運転している方は、こんな疑問が生まれてくるのではないでしょうか?

こんにちは!「廃車の窓口」の村上です。
「オーバーヒート」って名前は聞いたことがあるんですけど…そもそもどんな現象なんですか?

「オーバーヒート」とはエンジンが熱を持つと起こるトラブル
エンジンを冷やす冷却系が故障したりダラダラ走ったりすると、熱がこもりオーバーヒートしてしまうんです。
もしオーバーヒートしたらエンジンを冷やしつつ、冷却水の補充・車の再整備が必要ですよ!

この記事では、オーバーヒートの症状や原因、対処法などの情報をまとめてより詳しくご紹介します!
ひとつづつ丁寧にあなたの疑問を解決させていただきます。

それでは参りましょう!

「オーバーヒートした車を処分したい」という方はぜひ「廃車の窓口」へご相談ください!無料で引き取り・手続きの代行をさせていただきます。
車種によっては高価買取できる可能性もありますので、気になる方はぜひチェックしてください!

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オーバーヒートの症状

そもそもオーバーヒートは、先ほどもお伝えした通り「エンジンの熱を冷やしきれなくなると起こるエンジントラブル」

車のエンジンは、空気とガソリンを混ぜた混合気を燃やし爆発した力で動いています。
爆発でエンジンが熱くなるため「冷却水」という特殊な水で冷やします。
この冷却水が熱を持つとエンジンが熱々になり、オーバーヒートするというわけです。

ではそんなオーバーヒートを起こすとどんな症状が出てくるのでしょうか?
あなたの車がオーバーヒートに当てはまるのか確認するためにも、詳しく見ていきましょう。

  • 水温計の温度が上がる
  • 車の動作がおかしくなる
  • 異音や異臭がする
  • 煙が出てくる

水温計の温度が上がる

オーバーヒートしはじめたときに最初に出てくるのが、冷却水の温度を示している「水温計」の温度が上がる症状。

運転席近くのメーターパネルにある「H」・「C」・「℃」と書かれたメーターが水温計です!

冷却水に問題がないとき、水温計の針は「H」と「C」の間あたりを示します。

水温計

もしオーバーヒートすると、メーターの針がどんどん「H」に向かって振れていくんです!
症状がかなりヒドい場合はH側に針が振り切れることも…。

ちなみに車種によっては、「H」などの記号ではなく数値で水温が表示される水温計もあります。
この場合オーバーヒートしている基準は「115℃以上」ですので、水温の高さはしっかりとチェックしておきましょう。

また水温計自体がない車種は「水温警告灯」というランプが代わりについています。
このような車種ではオーバーヒートすると警告灯が点灯するんです。

車の動作がおかしくなる

オーバーヒートが進むと、以下のようにエンジンの動作がおかしくなっていきます。

  • エンジン回転数が安定しない
  • アクセルを踏んでもスピードが出ない
  • アイドリングができない
  • エンジンが止まる
  • エンジンが掛からなくなる

少しでも車の調子が悪いと感じたら、オーバーヒートしていないか確認するのをオススメします!

異音や異臭がする

普段の運転中に感じない異音・異臭がしたら、オーバーヒートしている可能性があります。

  • エンジンから「キンキン」「カンカン」「キイキイ」「グワングワン」などの音が聞こえる
  • ボンネットから甘い匂いがする
  • ボンネットからオイルが焼けた匂いがする

ちなみに甘い匂いは、冷却水が熱によって蒸発しているときに出ます。

煙が出てくる

ボンネットの隙間からモクモクと煙が出てくるのもオーバーヒートの症状で、かなり症状が進んでいると言えます。

この煙は冷却水が蒸発したもので、正しくは水蒸気です。
水蒸気はかなり熱いので、手をかざすなど危険な行為はやめましょう!

さて、オーバーヒートの症状についてご紹介してきました。
実際に症状をみていくと、こんなトラブルを起こしたくない!という気持ちが強くなったのではないでしょうか?

なお下の動画でオーバーヒートの実験をしていますので、実際に症状を見てみたい方はぜひチェックしてください。

ではこのようなオーバーヒートは、なにが原因で起こってしまうのでしょうか?
次のブロックで詳しくお伝えします。

「先に対処法が知りたい」という方は、下のボタンから対処法をすぐにご確認いただけます!

オーバーヒートの対処法

初期・中期・末期症状の見分け方

オーバーヒートの症状は、大まかに初期・中期・末期に分けられます。
初期・中期の段階で対処すればエンジンの修理で済むことが多いですから、参考までにチェックしてみてくださいね。

初期症状
・水温計の針がHに近づく(水温警告灯が点滅)
・エンジンの動作・回転が安定しない
・エンジンから「グワングワン」という音がする
・いつもよりスピードが上がりづらい
中期症状
・水温計の針がHを超える(水温警告灯が点灯)
・エンジンから水蒸気が出てくる
エンジンから「カリカリ」「キーキー」という音がする
・アクセルを踏まないとエンストする
末期症状
・水温計の針がCになる(水温警告灯が点灯)
・エンジンからかなりの水蒸気が出てくる
・エンジンから「カンカン」「キンキン」という音がする
・エンジンが止まる
・オイルが焦げた匂いがする

※この通りに症状が進まないこともあります。

末期症状にまで進んでしまうと、エンジンがダメになってしまっていることが多いです。
さらに、ムリにエンジンを動かそうとすると出火してしまう場合も…!
このような末期症状にならないように、早めに対処することが重要です。

[+] もっと詳しく

車がオーバーヒートしてしまう原因は?

オーバーヒートが起きてしまう原因は以下の通りです。

  • 冷却水の漏れ・不具合
  • 冷却系の不具合
  • エンジンオイルの漏れ・不足
  • 負担をかける走り方

それぞれ詳しくご説明しますね。

冷却水の漏れ・不具合

先ほどもお伝えしたように、エンジンは運転中高熱になるため、冷却水という専用の液体で冷やす仕組みになっています。

熱くなった冷却水はラジエーター・冷却ファン・サーモスタット・ウォーターポンプなどの各箇所で冷やされ、再びエンジン内部へと循環しているんですね。

この冷却水が漏れている・劣化している、もしくは補充していない状態だとオーバーヒートを起こしてしまいます!

冷却系の不具合

ラジエーター

冷却水を循環したり冷やしたりする部品がエンジンの中にはいくつかあり、これらをまとめて冷却系と呼びます。
具体的には以下のパーツが当てはまるんです。

パーツ名 役割
ラジエーター 冷却水に風をあてて冷やすパーツ
ウォーターポンプ 冷却水をエンジン・ラジエーターに循環させて冷やすためのパーツ
サーモスタット 冷却水の温度に合わせて、ラジエーターで冷やす冷却水の量を調整するパーツ

冷却系のパーツに不具合が生じると、冷却水がうまく冷やされずオーバーヒートしてしまう可能性があります。

まずラジエーターは車のいちばん前にある部品で、風を当てて冷却水を冷やしています。
ただ劣化によって水漏れしたりゴミ・雪がついたりすると、冷やす効率が悪くなりオーバーヒートしてしまうことも。

ウォーターポンプも冷却水を冷やす重要なパーツですが、内部がサビなどの不具合で劣化したり、外部に亀裂が走って冷却水が漏れたりすると、エンジンを冷やせなくなってしまいます

サーモスタットも同じく不具合を起こしていると、冷却水が温度を保てなくなり、オーバーヒートしてしまうんですね。

エンジンオイルの漏れ・不足

実は冷却水以外にも、エンジンオイルがエンジンを冷やす役割を持っています。
オイルがエンジン内の動きをスムーズにすることで、摩擦が減り、熱が出づらくなるんですね。

このエンジンオイルが少なかったり、劣化したりすると、エンジンの摩擦がどんどん激しくなります。
そうなると、冷却水で冷やしきれないほどの摩擦熱が発生してしまい、オーバーヒートしてしまうんです!

さらに、正しくオイルをエンジン内に循環させる「オイルポンプ」「オイルホース」が故障したときもオーバーヒートが起きてしまう可能性があります。

負担をかける走り方

もし冷却水・エンジンオイルに問題がなくても、エンジンに負担をかける運転を続けるとオーバーヒートしてしまいます。
具体的には以下のような走り方が当てはまるんです。

  • 長距離の坂道を低速ギアで運転する(回転数が高い状態が続く)
  • 長時間の渋滞で車をノロノロと運転する(風が当たらない状態が続く)

坂道を低速ギアで走ること自体は間違いではありませんが、長い時間・距離で続けてしまうとエンジンが熱を持ってしまうんです。

ですのでこのような走りを続けた場合はサービスエリア・安全な路肩などに停車し、エンジンを冷やすことをオススメします!

たしかに高速道路が渋滞する時期に、煙を出して止まっている車を見たことあります!
遠出で長い距離を走るときにエンジンの部品が壊れオーバーヒートすることもあるので、長距離・長時間の運転前にはできるだけ点検した方がいいんです。

さてここまでオーバーヒートの原因を中心にお伝えしてきました。
では実際にあなたの車がオーバーヒートしてしまったとき、どのように対処すればいいのでしょうか?

オーバーヒートした時の対処法

大前提として、オーバーヒートしたら路肩などにエンジンを止めずに停車しましょう!
エンジンが焼きついてしまうかもしれないため、ひとまずアイドリング状態にしてくださいね。
JAFでもすぐにエンジンを止めないよう推奨しています。

すぐにエンジンを切ってしまうと、冷却水が循環せずに、一気に温度が上昇したり、エンジンオイルの循環が停止し、油膜切れを起こしてエンジンが焼き付く可能性がありますので、エンジンを停止せずに、そのままかけておく必要があります。
日本自動車連盟『オーバーヒートしたと感じたらどうすればいいのですか?』より抜粋

停車し終わったら、以下の流れでオーバーヒートに対応しましょう。

  1. ボンネットから水蒸気が出ていないか確認する
  2. アイドリング状態で水温計を確認する
  3. ラジエーターファン・冷却水を確認する
  4. 冷却水を補充する、もしくはロードサービスを呼ぶ

「うまく対処できるか自信がない…」「車の仕組みがよくわからない」という方は、すぐにロードサービスなどを呼んでくださいね!

①ボンネットから水蒸気が出ていないか確認する

停車したらボンネットから水蒸気が出ていないか確認しましょう。

もし出ていれば、水蒸気が止まるまで待ってからボンネットを開けます。
出ていなければそのままボンネットを開けて自然冷却してくださいね!

なお水蒸気が出ていなくても、ボンネット内に水蒸気が残っている可能性もあります。
水蒸気はかなり熱く手に浴びるとヤケドしてしまうかもしれないため、開けるときは慎重に開けてくださいね。

さらにエンジンルーム自体が熱くなっているため、不用意にエンジン内部に触るのはNGです。

②アイドリング状態で水温計を確認する

ボンネットを開けてエンジンを冷やしている間に、水温計(水温警告灯)が元に戻るか確認します。
車種によって異なりますが、冷却水が冷えると以下のようになります。

  • 水温計の針がHからCの方向に振れた
  • 水温警告灯が消えた

もし10分以上開けてても水温が下がらない場合は、エンジンを停止しロードサービスを呼びましょう。

③ラジエーターファン・冷却水を確認する

水温計(水温警告灯)が正常に戻ってきたら、ラジエーターファンと冷却水を確認しましょう!
ラジエーターファンとは下の画像のような扇風機のこと。

ラジエーターファン

車のいちばん前についていますので、上からのぞきこんで確認します。
これが回っていない場合すぐにエンジンを止めましょう!

次に冷却水が漏れているか確認します。
車の下をのぞいて、冷却水(緑や赤などカラフルな水)が漏れていないかを見てみましょう!
もし漏れていたらすぐにエンジンを止めてくださいね

ラジエーターファンが回り、かつ冷却水が漏れていない場合は引き続きエンジンを冷やします。

さらにヒーターを最高温度・最高風速でつけて、冷却水の熱を取りましょう。
ヒーターは冷却水の熱を利用して空気を温めており、ヒーターをつけると冷却水の温度を下げられるんですね。

④冷却水を補充する、もしくはロードサービスを呼ぶ

これらの作業で水温計の指す水温が下がれば、もう一息です。

車の中に予備の冷却水があれば、説明書を見ながら補充しましょう。
ただの水でもOKですがあくまで応急処置。
走れるようになったら整備工場などで車を確認してもらいます。

一方、冷却水も水もない場合はロードサービスを呼んでくださいね!

さて対処法について詳しくご紹介しました。
何度もお伝えしましたが、自分では手に負えないと思ったらすぐにロードサービスを呼んでください。

JAFを呼ぶ際は以下の電話番号にかけてくださいね。
0570-00-8139(または#8139)
(参照:JAFを呼ぶ | JAF

オーバーヒートの予防法

オーバーヒートの原因を見てみるとパーツの不具合が圧倒的に多いことがわかったかと思います。
こんな事態を防ぐためにも、愛車をしっかりと点検・整備し対策することが大事です!

今は車の性能が上がったことで、オーバーヒートする可能性は低いといえます。
しかしいくら性能が上がったとはいえ、日頃から点検をサボるとトラブルが起きてしまうんですね。

ですから最低でも3ヶ月に1回、できれば1ヶ月に1回は冷却水・エンジンオイルなどを確認し補充ましょう!
もし冷却水などの減りが早ければ、漏れを疑った方がいいです。

[+] もっと詳しく

オーバーヒートしたら修理よりも廃車がお得!

窓口

オーバーヒートを起こした車は、症状によって修理費用にかなりの差が生まれます。

多くの場合、オーバーヒートに気づかなかったり、適切な対処ができなかったりすることで、10万円以上の修理費用がかかるんです。
もしエンジンが修理できないほど損傷してしまうと、エンジンそのものを交換する事になり、数十万円もの費用がかかってしまいます…

加えて、乗りはじめて10年近く経った車だと「せっかく修理したのに別のパーツが故障した!」なんてこともザラです。

またオーバーヒートした車はしっかりと対処しても、以下の後遺症が残ることが多いんですね。

  • すぐにオーバーヒートするようになる
  • エアコンが効かなくなる
  • エンジン内の部品が歪む・壊れる

そのため直ったと思っても、短期間でまたオーバーヒートしてしまうことが少なくないんですね。

じゃあこのまま乗り続けても修理費用がどんどんかさむってことですか…
その可能性は高いです!ですので費用面を考えれば修理するよりも、廃車にして新しい車に乗り換えた方がおトクなんですね。

ちなみに「廃車の窓口」では、オーバーヒートによって完全に走れなくなった車でも買い取りさせていただきます。
さらに廃車の手続きやレッカー車での引き取りまで、すべて無料です!

気になる方は、右のフォームに車種や走行距離を入力してお見積もりしてみてくださいね。

まとめ

ここまで記事を読んでいただきありがとうございます!
車のオーバーヒートについての疑問は解消されたでしょうか?

オーバーヒートにはいくつかの特徴的な症状があります。
「なんか車の動きが変だな」と思ったときは、すぐに異常がないかチェックしましょう!

またオーバーヒートした車は症状によって修理費用が異なります
もし修理費用が高いと感じたら、廃車を検討してみるといいかもしれません。
廃車でお困りの際は、お気軽にご相談くださいね

以上、「廃車の窓口」の村上でした!
あなたの生活がより豊かになることを祈っています。

この記事を監修した車の専門家

スタッフの写真

斎藤たくや

カーソムリエの斎藤です。車のオーバーヒートは放置し続けてしまうと、エンジンを壊す原因にもなってしまいます。そんな大惨事を避けるためにも、原因が分からずに困ったときは早めにロードサービスに頼るといいですね。

更新日

2021年2月3日

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